UXとは
ある製品やサービスを利用したり、消費したりする時に得られる体験の総体です。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念です。
つまり、単なるユーザビリティから感覚へと訴えかけるレイヤーへともう一段階上へと行った概念です。
感覚という言葉が出るとどうしてもエンジニアというよりは芸術家の方が得意な分野に思われます。
実際、この手の分野はアイディア勝負です。エンジニアの発想よりも芸術家が持つ発想の方が有効に働きます。
しかし、IT業界には芸術家はいません。エンジニアがやるしかないもの事実です。
世の中にはそういったことを体系化しようとしている人たちがいます。
その中からすぐに使えそうなものを記載します。
UX向上の段階
UX向上の段階
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イメージ
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考え方
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第0段階
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機能
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必要な機能を実現しているか?
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第1段階
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操作
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操作に無駄はないか?
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第2段階
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認知
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わかりやすいか?
迷わないか?
間違えないか?
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第3段階
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継続
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疲れないか?
飽きないか?
やる気になるか?
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第4段階
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感動
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わくわくするか?
相棒になれるか?
愛情を注げるか?
のめり込めるか?
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日経コンピュータ No.835 より