2019年1月21日月曜日

ダイヤモンドの豆知識

ダイヤモンド

■ダイヤモンドを取り上げた理由と目的
・アフリカ南部のレント王国のレツェング・ダイヤモンド鉱山で過去5番目大きな原石となる910カラットのダイヤモンドが発掘されました。
 この機会にダイヤモンドについて復習をしようと思ったため。

※原石は加工前のもので、原石は中に傷やくすみがあるため分割されて加工されることになる。
 そのため、実際に装飾として使われるものはとても小さくなっている。

■ダイヤモンドとは
・ダイヤモンドとは炭素の結晶。
 鉛筆の芯と同じで、芯を高熱・高圧縮するとダイヤモンドになる。(2,000度+6~7万気圧)
 一番簡単な方法は、鉛筆の芯をハンマーで思いっきり叩き潰す。(人間の力では無理だが)
・ダイヤモンドの硬さ
 摩擦などによる硬さは高いが、砕けない硬さは他の宝石とあまり変わらない。
 そのため、傷は付きにくい。
・ダイヤモンドよりも硬い物質は少なからず存在する。
 例:ハイパーダイヤモンド、超硬度ナノチューブ、etc


■過去発掘された大きなダイヤモンドの原石
・カリナンの小話
 カリナンはトランスヴァール政府に売却後、イギリス王国エドワード7世に誕生日プレゼントとして贈られた。
 その後9個に分割されてそれぞれ装飾品になった。

・スター・オブ・シエラオネの小話
 1972年にニューヨークの宝石商のハリー・ウィンストンが購入し17個に分割された。

■ダイヤモンド市場の歴史
1730年 ブラジル
1860年 ブラジルの鉱山の枯渇が始まる
1881年 ロスチャイルド家の資本の元、デビアス社によって市場の90%以上を独占
1899~1902年 南アフリカにダイヤモンドが多くあることがわかり鉱山が開拓され、デビアス社の市場占有率が40%に
1917年 ドイツ系ユダヤ人オッペンハイマーによって南西アフリカ鉱山が占有が始まる
1926年 オッペンハイマーがデビアス社の役員になる
1930年 オッペンハイマーがデビアス社の会長になる