2012年2月20日月曜日

JAPET-MS共同調査「学校でのICT活用についての実態調査」


なかなか面白いレポートがあったので、ブログに記載します。

○JAPET-MS共同調査「学校でのICT活用についての実態調査」
http://www.japet.or.jp/jou7ebgbx-431/

○学校でのICT活用についての実態調査と教育の情報化への提言
http://www.japet.or.jp/Top/Cabinet/?action=cabinet_action_main_download&block_id=12&room_id=66&cabinet_id=1&file_id=182&upload_id=862

○学校でのICT活用についての実態調査[データ集]

http://www2.japet.or.jp/ict-chosa/ict_chosa_data.pdf


授業や教育の中で、ICTを利用していきたいと声は多いようだが、実際はあまり使われていないようです。とはいえ、徐々に進んでいるようですがね。
年代だと、年代が進むにつれて、あまりITCを活用されていないと感じているようです。
活用が進んでいない原因としては、
・「時間の問題」が大きい。
・授業に使えるソフトウェアや教材・素材が少ないという「コンテンツ」の問題。
・パソコンや提示装置などの「設備の問題」。
・ICT支援員の配備や研修機会など人的支援体制の問題。

大体どこでも一緒ですね。会社とかでも同じような問題で導入されてないことがありますよね。
地域の自治体や国からの支援もあまりされていない印象です。

あまり詳しくはないですが、アメリカとかでは動画で自宅勉強するような事業も始まっているので、日本でも少しずつICT利用を進めてほしいと思っています。

ちょっと、気になるのは、ICTを使うと学習効率が落ちるというレポートが発表されていることです。
確かに自分でも画面で勉強するよりも紙の方がはかどりますからね。
とはいえ、「なれ」な気がしなくもないところが考え物です。

んーとはいえ、道具を最大限に生かすのが人間なので、コンピュータが勉強の道具として与えられれば、効率よく勉強するのが人間ですね。
「使い方の問題」なのに、道具のせいにするのはよくないです。


2012年2月16日木曜日

schoo 「世界の問題とは何か?」

schooというサイトで「世界の問題とは何か?」を受講しました。

○schoo(スクー)

○schoo 「世界の問題とは何か?」

schooは、毎週木曜日の20:30~21:00にWEBを通して様々な講義をしています。

今回は、「世界の問題とは何か?」と題して、Granmaの方がお話してくださいました。
Granmaは、BoPビジネスをしています。
BoP(Base of the Pyramid)ビジネスとは、貧困層を対象としたビジネスです。(あまり貧困層という言葉は好きじゃないですが) 

GranmaがやっているBoPビジネスは、自称BoPビジネス2.0と言っており、従来は、純粋に貧困地域のを対象としたビジネスでしたが、2.0では貧困地域の企業をパートナーとして、ビジネスを実施するというものでした。

Granmaのビジネスは、貧困層を対象としているだけあって、あまり儲けはあまり出ず、トントンくらいみたいです。半分、慈善事業に近いのかもしれません。 

ちなみに対象としている地域は、12か国で以下のようになっています。


テーマとして「想像力の枯渇」が挙げられていました。これが世界の問題だとお話に上がっていました。
個人的には、想像力は想像するために必要なベースの知識・力が必要だと思っています。そのため、貧困層には学習することが困難なため、そうなってしまうのは自然だと思います。合わせて、創造力もないのだと思います。財力がないだけではなく、想像できないので、創造することもできないということです。
この問題は、「鶏と卵」の関係になっており、財力がないから想像できず創造できない。想像できず創造できないから、財力が増えないという関係になっています。

今回の講義を受けて、「ならばこの問題をどう解決していくか」が、BoPビジネスの本質であり、世界の問題なのだと理解しました。



次回は、2/26(木)に米田智彦先生の「現代編集とは何か」です。
お時間のある方は是非ご参加してみてください。
http://schoo.jp/class/info/7