2015年11月14日土曜日

JavaOne報告会2015 メモ


JavaOne報告会2015
https://jjug.doorkeeper.jp/events/33374

Opening & JavaOne 2015 over all
・今年のJavaOneは大きなトピックスは少なかった。
 セッション中心とkidsプログラムが大きなイベントだった。
 kidsイベントは500~600人の小学4~6年生がJavaは当然、WEBやIoTの開発を行った。
 子供だが当然のようにプログラムの読み書きができているのが印象だった。
・Rukutenがキーノートで講演を行ったのは日本人からすると大きなトピックス。
 来年はもっと増やしたい。
・OpenJDKのcommittersが前年比136%になり、注目度の高さがわかる。
・Java SEは来年v9になるように、ME、EEすべて予定通りに進んでいる。
・JCPんぽ法人会員に加入すると15ドルだったが免除になった。

Impressions of JavaOne & Java trends
・JavaOneはOracleのイベントだが、厳格なイベントというよりも学芸間に近い。
 Javaの20年の歴史をモチーフにしたタイムトラベルする寸劇が面白かった。
・Oracleはsunと違ってタンタンと予定通りにことを運ぶ会社であるため、激しい面白さはなかった。
 しかし、安心感に近い面白さがあった。
・OracleがJavaを重要視しているのは間違いない。
 Javaコミュニティが主導するイメージがある。
 一方でビジネスとして儲けていない印象がある。
・Javaが出てこないセッションもあった。
 Javaの開発よりもDevOpsのようにシステムとして運用まで含めた時代になっている。
 クラウドの技術やサーバ技術を知らないと開発者として優秀でない時代がきた。
・来年のJavaOneはJava9のリリースになるため、とても期待のイベント。

Java SE Update
■Java9の全体
・java9に実装内容は2015月12日に決まり、来年9月にリリース予定。
・追加内容はモジュール追加(projext jigsaw)
・jshell:CUIでjavaの実行が可能になる。
・Java.DoC.Next:java doc が進化して使いやすくなる。
・Milling Projecr Coin:仕様が大きく変わるため影響が大きい。
・re-engineering:Diamond nestが増えても早くなる。前は増えるたびに指数関数的に時間がかかっていたが、これからは増えてもほとんど変わらない。
・非互換性
 "_"の1文字命名禁止
 6つの非推奨メソッドが削除
 JDK内部のAPIのカプセル化 削除ではないのでほぼ影響ないと思われる。
 JDK/JREのランタイムの仕様変更
 ※これらの変更はすべてprojext jigsawの影響。
■projext jigsaw
・jigsawの考え方は開発を簡単にするものではなく、関係性を可視化してわかりやすくするもの。
・JAR Hell
 コンパイル時に依存関係が1つでもミスがあるとエラーが出るようになる。
 内部APIを安全に変更できるようにするため。
 各コンテナのカプセルをできるように。
 依存関係を見えるようにするため。現状では依存関係の可視化が不可能な状態は良くない。今後GUIの可視化ツールが開発されることを希望。
・JDK(API)のModule
 Java baseがすべてのAPIの起点になっている。
・Module jar
 コンパイル時に依存関係の表示が必要になるが、後方互換性があるので今まで通りの方法も可能。
 しかし、新しい方が保守性が高いため変えた方がよい。また、10以降も後方互換性を保つかは不明。
・自分の作ったモジュールを実行バイナリを作成できるようになる。
 そのため、今までのようにjava+実行jarと指定する必要がなくなったので簡単に実行バイナリの移動ができるようになる。

Java SE 講演から
・ゴールドマンサックスもOSSを行っている。
・eclipse Collections by Example
・GS Collections
 2004年から開発しているフレームワーク。
 GS Collections Kataという研修もある。ライブラリを1つ1つ使うことによってイメージライブラリを覚えるようなもの。
・ゴールドマンサックスはeclipseのストラテジになることになっている。
 そしてeclipseのコレクションとなる。
 ゴールドマンサックスとしてはコントリビュートする準備がある。
・Java8 Streamsの拡張と効率化のイメージ。
 稼働条件がJava5以上となっているため、低いバージョンでないといけないシステムでも利用可能。

Java ME & IoT
・今年初めてキーノートでMEのデモがなかった。
・Java MEが8(8.1)→2になった。
・Linuxの対応になった。
・SSLv3がなくなった。
・SE ebedded → ほぼ死す。
 今後はjisawでやれということみたい。

Java EE Update
※本日の内容はドラフト。変更される可能性あり。
・Java9は2017年上半期にリリース予定
・servlet4.0
 http/2対応を行う。
・JAX-RS2.1
 並列処理、非同期クライアントに対応。
・JMS2.0
 MDBのシンプル化
・JPA2.2
 Java SE 8対応
 @NamedQueryんぼRepeatableアノテーション対応
 スクロール機能の標準化
・WlidFly Swarm
 SpringBootの背景:機能が豊富でpom.xmlの組み合わせ方法が難しいため、推奨組み合わせを作って簡単に。
 そこからより使いたいものだけを記述しモジュールを取ってくるようになった。

・MVC1.0
 JSFはcomponentベースだったがMVCはactionベースとして作成している。
 見通しのよさと簡便さ、RESTとの親和性を重視している。
 また、サーバサイドのフロントエンドは変更が激しいためMVCを望んだ。
 validationはbean validation(JSR349)ベースとなる。
 viewの仕様としてサポートするのはJSPとFaceletがあるが、MVC1.0としてはviewの在り方として規定しない。
 mvcのスコープの拡張として@RedirectScopedを導入。
 フレームワークではなくAPI。
・JSON-p1.1
 Java EE 7になるまでJSONを標準で処理できなかったため要求が強くあったため導入された。
 ポインターによるJSON操作ができるようになる。
 RFC7386準拠
 JSONマージ処理が追加。nullの値があるときのマージも可能。
 リバースパッチが可能
 JSONに対する低レベル操作API
 JSON-Bのドラフト2。

Speaker Panel: How to be a speaker at JavaOne?
・スピーカーになっても交通費、旅費が出ないため、高い。
 しかしそれ以上にコミュニティの活性化や知識・技術の向上があってよかった。
・1人でjavaOneに行くのが不安な人は他人のスピーカーに相乗り登録していくものあり。(1セッション3人まで)
・JaveOneは独特の雰囲気があって面白くないセッションは始まってすぐに聴講者がいなくなる。
 一番押しのデモまでは見てくれて面白いと感じてもらえれば最後まで見てくれるのでつかみが大事。
・英語が通用するか心配する人が多いが気にすることない。文法や発音が下手でも何とか通じる。
・JavaOneCCC等で登壇する人はJavaOneに参加しても問題ない。
 アメリカとの開発、技術力の差はない。
・事例系は受かりやすい。
・アメリカではセッション中に突然くるので結構焦る。
 事前に質問には答えませんと言って起き、twitterとか答えますとか逃げるのがよい。
・コミュニティの経歴を提出するので、JavaOneCCCの幹事をやったことがあるとかよい。
・締め切りまじかはほとんど落ちる。早めに出すのがコツ。
・動画が求められる。
 動画の内容が日本語でも行けるかも??
 アブストラクトが英語なら大丈夫かも??
・登壇者はチケットがただになる。
 転職メールがくる。
・スピーカールームがありとても豪華。

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