2015年2月15日日曜日

【参加】ClubDB2 第194回

今回は、DB2のV10.5のFP4と5の新機能のお話でした。
とても有意義なお話だったのに参加人数が少なくてとてももったいなかったです。
そして、参加できなかった人は資料が良かったいのでもったいなかったです。


ClubDB2  第194回

DB2  最新情報あれこれ

メモ

DB2  BLU  の拡張

  • カラム型のテーブルと通常のテーブルを混在したデータベースを作ることができるようになった。 
  • 圧縮機能の向上によってIOが少なり、メモリ消費量も少なくなった。 
  • Netezzaのゾーンマッピングを取り込み、各データ領域の最大値・最小値を保持し、不要なデータに触れることがなくなっただめ高速化した。 
  • 集計系DBを構築するならBLUを利用することで圧倒的に構築スピードが上がった。特にチューニングが必要なくなったのが大きい。 


pureScale Lite

  • FP4からpureScale Liteが導入された。今までのRDMAから一般的に使いやすいTCP/IPベースでpureScaleを実現できるようになった。CF2台、メンバー2台から2台のサーバにそれぞれCFとメンバーを起動させた構成できるようになった。 
  • データのLoadはLiteの方が早く、updateは通常の方が早い。selectはほぼ変わらない。 


BLUシャドーテーブル

  • OLTPでinsertされたデータをBLUのカラムテーブルに自動でコピーすることのできる機能。 
  • 従来オプションだったレプリケーションの機能をDB2内にバンドルされた。この機能を利用してシャドーテーブルを更新している。 
  • OLTPのトランザクションがある状態でシャドーテーブルに分析クエリーを実行すると1msくらい遅くなった。(power7 3.7GHz×8core、8億件(90GB)) 
  • 分析クエリーがある状態でトランザクションがあるとき、分析クエリーが10並列くらいまでは処理が失敗しないがそれ以上だと処理数が多すぎて耐えられなくなる。 
  • トランザクションで入ったデータがシャドーテーブルにコピーされるまで約3秒程度。 
  • バッチ処理でデータをinsertする場合は、通常のテーブルに入れてからシャドーコピー。 
  • レプリケーション技術を使っているためLoadを使っているテーブルはシャドーコピーできない。 


DB2 BLU ON  WINDOWS

  • 今までAIXとLinuxだけだったが、FIX5からWindows  Serverでも利用できるようになった。 



NetezzaとDB2 BLUの使い分け

  • データサイズと同時ユーザ実行数とLoadの優先度 
  • データサイズが大きい場合はNetezza。スモールスタートの場合はDB2 BLU。同時ユーザ実行数が多い場合はNetezzaでは耐えられないためDB2 BLU。Loadの要件が厳しい場合はNetezza。 


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