2015年3月26日木曜日

被ばく治療最前線

新しい形の被ばく治療がアメリカのテネシー大健康科学センターから発表がありました。
http://www.asahi.com/articles/ASH1Q2TV5H1QUGTB001.html

なぜか、この報道は朝日新聞からしかされていないので信憑性に欠けます。
とはいえ、本当のことであればとてもすごいことなので、一応記載します。

被ばくは、紫外線やX線等の強いエネルギーを持った目に見えない光や粒子が肉体を貫通することで、細胞を破壊してしまうことで発生します。
この時の光や粒子を放射線といいます。放射線を出す力を放射能と呼びます。

放射線は小さくたくさん出るので、人間のあちこちを貫通します。これらすべてが害悪というわけではありません。
放射線が体を貫通した場合は以下のようなパターンがあります。
①肉体のビタミンEに反応する。
 ビタミンDができて体に良いです。よく太陽光に浴びるとビタミンDができるといいますが、これは太陽光から紫外線が少し地上まで届いているためです。
②メラニンと反応する。
 人間の皮膚には、紫外線から体を守るためにメラニンという物質が皮膚にあります。
 これに反応すると日焼けが発生し黒くなります。これは紫外線以外の放射線でも同様の現象が起きますが、特に紫外線に良く反応します。
③肉体の細胞を破壊する。
 一発で完全に破壊するわけではありません。貫通した際に部分的に細胞が破壊されます。
 これは人間の自然治癒能力で回復できるレベルです。エネルギーが大きくても小さいですから。しかし、中にはたくさん破壊されてしまう細胞もあります。こういった細胞は通常の死んだ細胞と同様に血管を通って廃棄されます。
④細胞核を破壊する。
 細胞核に当たった場合、基本的には③と同じですが、運悪く細胞核を破壊してしまうこともあります。この時、DNAが破壊されます。
 通常はDNAが破壊されても自然治癒で治りますが、DNAの修復に失敗するとがんになります。
 放射線がたくさんある場所ではたくさん細胞核が破壊されるため、それだけ壊れた異常なDNAの発生確率が上がります。これによって人が死んでしまうことが多いです。

一般的にはこのような感じです。
例外としては、おなかの中の赤ちゃんや精子、卵子等にぶつかると間違ったDNAを正として成長してしまい、奇形児が生まれてしまうことがあります。

被ばくのたちが悪いところ、この被ばくした細胞からさらに放射線が出てしまうことがあるところです。ただし半減期(対象の物質が半分の数になる期間)が短いしたくさんの放射線が出るわけではないので近づくだけで人が死ぬようなことはありません。しかし、体の中から出続けるわけですから当然体には悪影響です。

被ばくした人の治療ですが、基本的にはありません。
自然治癒能力を高めたり、異常が発生した細胞を切除したり、デトックス等で循環器系の機能を高めて壊れた細胞を早く老廃物として外に出すような方法しかありません。

今回テネシー大健康科学センターから発表された内容はくすりを投与することで寿命が延びるというものです。
つまり、被ばくが治るというわけではなく、寿命が延びやすい体質を作るというのが正しいと思われます。
今までは、人間の機能を高めることで対応していましたが、薬で対応できるようになったというのはとても大きいことです。
他の病気で自己治癒能力が低下や年配になり新陳代謝が悪くなっている人には薬がとても大事なものになります。

いまいちどのような原理で寿命を延ばしているのか報道資料やリリースを見てもわからないのでなんとも言えないですが、薬による対応が可能だとすると本当にすごい発見です。
本研究が成果に結びつくことを期待したいです。

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