日立製作所は20kmにも及ぶ光ファイバーで高速な伝送に成功しました。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320150319eaaa.html
今まで、長距離での光ファイバーは実現できていませんでした。
理由は素材的問題と光の減衰の問題です。
この技術によってデータセンター間の通信によるパフォーマンス劣化を防ぐことができます。むしろ、ここまで早いとネットワーク装置が先に限界になる可能性の方が高い気がします。
この技術で直接データセンター間をつなげば、セキュリティ面でもIP-VPNや専用線よりも安全な通信ができることになりますので、広まってほしい技術だと思っています。
IP-VPNはインターネット上に固定のルートを作って暗号化して通信を行う方式です。そのため、固定ルートが解析され、暗号化を解除された場合、盗聴の危険性がありました。
専用線は名前の通り専用の線を使っていますが、技術的に長距離の線を作ることができなかったので何度もスイッチを介していました。そのため、スイッチの乗っ取りによって盗聴される危険性はありました。
今回は20kmなので日本の巨大なデータセンターをすべてつなぐには至っていませんが、今後さらに距離が延びれば、日本に安全なネットワークが構築されることになります。
この技術は非常に未来があって期待したいものです。
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