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音楽で世界を変えるという「志」を持つ音楽家
今、ビジネスの世界で「社会起業家」が注目されています。社会起業家とは、ビジネスを通じて社会問題を解決する起業家のこと。新しい仕組みを作ることで社会システムを変えることから「チェンジメーカー」とも呼ばれます。
ビジネスで世界を変えるのが「社会起業家」だとしたら、音楽で世界を変える「社会音楽家」という在り方があってもいいのではないだろうか。そのように考えたのが社会音楽家プロジェクトの始まりです。
※社会音楽家プロジェクトホームページより
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そんな社会音楽家プロジェクトが開催する2014年10月26日に『社会音楽家フェス'14秋』が開催されました。
社会音楽家フェスは音楽+プレゼン(TED形式)で自分の思いや活動を披露する場です。
今回は12組の音楽家が参加しました。
簡単に紹介いたします。
1.エコガールズ
エコをテーマに歌とダンスを行っている。
エコの普及活動を行い、ごみ問題やリサイクル、環境問題に取り組んでいる。
現在、ガールズメンバー(+裏方)の募集を行っているとのことです。
2.トランスファーマー
農場バンドです。
メンバーが全員農業や食品関連の関係者。
目的は「食育」、「命の大切さを伝えること」、「日本農業の活性化」です。
もちろん歌は、農業を意識した歌が多い。
ライブの際は野菜を持参し、ファンの方にふるまっているそうです。
3.Viilea(ヴィーレア)
働きながら音楽活動を行っている。
日本会社は長時間労働が当たり前になっている。そのため、プレイベートの時間が無くなってきている。それを打開するため、ワークライフバランスの普及活動を行っている。
4.村田賀美
学生は就職活動や将来設計に悩んでいる。
それはモチベーションの問題や選択の基準がよくわからないから。
理想の自分を考える機会がモチベーション向上につながる。
生活、自分、社会のどれを重視するかが選択の基準になる。
このような考えを広め少しでも学生の力になれるように活動している。
5.真美愛
子供を持った母親でありながら音楽活動を行っている。
母親になってその大変さを知った。 一時期鬱に近い状態にもなった。
そんな母親に気を休めるときが必要。そんなときはちょっとした声掛けをするだけで良い。
そういった心がけを伝え、子供を持つ母親の力になれるように活動している。
6.オッッッッツエ
障害者や発達障害の人は淘汰され仕事を見つけることも難しく孤独になることもしばしばある。
そんな彼らの力になるために活動をしている。
そんな彼らは独特の感性を持っていることが多い。
そのため、その感性を芸術に生かせるように、一般人も障害者も楽しくできる場を作っている。
7.黒田24騎
音楽業界のために活動しているアーティストグループ。
音楽業界は衰退している。また、カラオケで歌われている曲は過去にヒットランキングに入ったものばかり。つまり近年ヒット曲が生まれていない。
その原因は、TV離れなどが原因でスマホを利用している時間が長くなったためだと予想し、スマホゲームと音楽をコラボすることで音楽業界の活性化を目的に活動している。
メンバーの一人がゲーム会社の社長であるため、スマホゲームにテーマソングをつけて少しでも音楽に触れる機会を増やしている。
8.詠美衣
近年自殺者が多い。その原因ほとんどが健康問題。(うつ病など)
また、1つの自殺は二次被害をもたらす。家族や知人が自殺することで精神的負荷がかかり、周りの人も自殺してしまうというものだ。
そんな人たちに音楽で力を与えることができるように活動している。
暗闇の中の希望の星になりたいと語っていた。
9.氏家麻衣(うじいえまい)
北海道出身で自然豊富なところで育った。
東京に来て思ったことは、自然がないこと。
自然は人にはなくてはならないもの。
自然の美しさや大事さを伝える活動を行っている。
「音楽界のオアシスのようになりたい」と語っていた。
10.ホールドマン亜美
シンガーソングライターでありながら、女優、ダンスの振付などをやっている。
まだ、NPO法人アドリメイトの代表を務め、世界の子供に教育活動や社会貢献活動を行っている。
自分が楽しむことで回りのみんなを幸せすることを伝えている。
11.祐日
過去に不登校になった経験を持っている。その時、病弱養護学校に通っていた。
世の中には自分とな時ように不登校や引きこもりで学校に通っていない人がいる。
そんな人に「今がすべてではなく、一人ではない、弱い自分を認める、見たいがある」ことを伝え生きる理からを与えている。
12.宮崎奈穂子
路上ライブを中心とした活動を行っているシンガーソングライター。
バタフライ・ エフェクトとは小さい変化がたくさん集まることで最終的に大きな変化になるという言葉。
これは人間でも一緒でその人の小さい活動(できること)の積み重ねで世界をよくすることができるということを伝えたい。
老人が電車に乗ってきたら、座席に座っている人全員立って「どうぞ」と言えるような社会を作りたいと語っていた。
次回のフェスは2015年春を予定しているとのこと。(日付未定)
今回参加してみて思ったことは感化されました。
音楽を通して社会問題や業界をよりよくするために活動する。
言葉では簡単ですが、なかなかできることではありません。
人によっては後ろ盾もなしに活動している方もいます。
本当に自分はちっぽけだなと思いました。
僕も世の中のために何かできないか探っていきたいと思います。
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