情報処理学会は、IT実務者向けに情報処理論文誌の「デジタルプラクティス」を無償公開した。
以下から過去の分も含めて論文単位にダウンロードできる。
ダウンロードするにはユーザ登録が必要になる。
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=6394&pn=1&count=20&order=7&lang=japanese&page_id=13&block_id=8
また、iOS向けにNewsstandを利用して無償公開している。
https://itunes.apple.com/jp/app/qing-bao-chu-li-xue-huidejitarupurakutisu/id923233022?mt=8
ざっと見た感じですが、深いものから概念、モバイルからスマートシティ、要件定義からテストまでと幅広い内容があるため、とても勉強になる。
ただ気になるのは、私は産業界と学会との意識や考え方のギャップが大きいと 感じている。そのため、この内容が本当に実務で使えるか心配である。
たまに情報処理学会の人と会うと産業界から論文が少なくて悩んでいるという話を聞く。
たしかに情報処理学会に論文を出すよりも社内での論文提出や各社がやっているユーザ会での論文提出の方がメリットが大きいため、なかなか情報処理学会への提出はしない人が多いと思われる。
情報処理学会に論文提出しても手に入るのは名誉だけ。このような現状を打開しない限り、なかなか産業界からの論文提出はなかなか広まらないだろう。また、意識のギャップも埋まらない。
同じゴールを目指す産業界と学会がもっと手を取り合う関係を作るにはもっと触れ合う機会を作らないといけない気がする。
情報処理学会 デジタルプラクティス ホームページ
https://www.ipsj.or.jp/dp/dp-index.html
0 件のコメント:
コメントを投稿