2014年11月13日木曜日

【参加】ASIAN AGING SUMMIT 2014

1日目と3日目に参加しました。

高齢化社会は必ず来る未来です。そのために我々が何をしなくてはいけないのか改めて感じました。
このようなことに若い人が率先して参加してほしいです。

今回参加し、博識な次期高齢者は若い世代の世話になることを考えていないようでした。
それは次の社会を作るのは若い世代だからです。
そのためにも自分たちだけでどう生きるかを考えているようでした。

少し悲しい気がします。そのように思わせてしまうのは、僕ら若い世代がふがいないからだと思います。



ASIAN AGING SUMMIT 2014

■前段
超高齢化社会:今まで誰も体験したことない時代。
後期高齢者が圧倒的に増える。ひとまとめにして語れなくなっている。
65~75の若い高齢者→前期高齢者
75~の高齢者→後期高齢者
前期高齢者と後期高齢者を分けて対策、医療を行わなければならない。
現在は前期1:後期1だが、段階の世代が後期になることで前期1:後期2になる。
単純な人を生かす・病気を治すだけではなく、自律・再生ができるようにならなくてはいけない。


■歯科医療が健康寿命を延伸する
・早い
他国と比べて高齢化の速度が速い
今までは生老病死だったが、生老死で病は老と一体化して襲ってくる。
・健康寿命は72歳になる。
平均寿命83歳
・もっと健康寿命を延ばすことができるのでは?
→外に出て活動している人は8020運動で80歳でも20本の歯が残っていた。
・有病者・要介護者の生活を守る
低栄養状態の改善
口の中をきれいにする
・食べること(自分の歯で)とスポーツをする。
・女性の方が早く体力を落とす
男性の方が早く要介護になる。
・ちゃんと噛めてない人は早く認知症になりやすい。
・身体的悪化が激しいのは歯がなく、義歯がない人
歯がなくても、義歯があれば身体的悪化を抑えられる。
・いればで保険がきく国は少ない。(日本、ドイツ等)
・一般的に診療所から自宅または施設に行って入れ歯を作る。
しかし、家族や施設から連絡が来ない。行くときには手遅れになっていることが多い。
・咀嚼ができるようになって低栄養状態を改善すると健康状態も改善できる。
・虫歯ができてもちゃんと直していると歯が残っている。
・要介護の人が歯を磨けなくなると急に体調が悪くなる。

・口腔ケアの保険は?
介護と保険、現状がリンクしていない。
専門的な口腔ケア→歯科医が見て、衛生士がケアする。
現状では明確に切り分けができない。

・現状では虫歯や歯周病で歯科に連絡が来ることは少ない。
食べられなくなってから連絡が来る。この状態から治すのは厳しい。

・子供のときの虫歯は砂糖の過剰摂取
・乳幼児のときの状態が歯の強度に影響がある。


■高齢化が循環器疾患を起こす ~EARLY MANAGEMENTの大切さ
・病院に来る人の5割以上が後期高齢者
・弁膜症が年々増えている。
治すには手術しかない。
受けるべき手術をしていない人が3~5割いる。
受けない人の理由は高齢すぎる、消極的
・医者も患者も知らない。
・医者も患者も医療のタイミングが分からない。
・ゆでガエル症候群の通り、いつ発症しているのか気が付かない。
・過去の弁膜症はリウマチから来ていたため、急激に症状が発生したが、現在ではゆっくりと症状が発生する。
・大動脈弁狭窄症
雑音が少ない。
→気が付けない
・健康な弁膜症がある。
・新しい
5つの指標で総合的に診断する。
TAVIという治療
・イノベーションと早期発見し、早めに治す。
→医師の教育、他部門の医師間の情報連携

・今までの高血圧治療が発生を抑えることができそう。


■COPD'(慢性閉塞性肺疾患)~息切れとの戦いに勝つために
・COPDとは?
喫煙によって、肺胞が壊れてしまい、肺の炎症や息切れが起こる。
・FEV(1秒間の酸素の吸う量)
健常者でも80歳で75%になる。
COPDだと、60歳で25%くらいになってしまう。
・COPDは530万人(8.5%)
医療機関に来ているのは22万人
・COPDは死因の理由第9位になっている。
他の死因は減っているにも関わらず、COPDは増えている。
・急性期と慢性期が口語にくる
合併症がある
在宅で長く息切れが発生し、長期的な対処になる。
・増悪が年3回起こす人は4.3倍の死亡リスクがある。
・自宅、発見、病院、施設を繰り返す人が多い。
・465人中200人しかCOPDを発見できない。
死亡前に発見されるケースが多い。
・軽度のCOPDでも癌や心疾患でなくなる人が多い。
・どうすればよいか
運動、吸入(薬物)、栄養をしっかりと取る。
タンパク質、脂質を1.7倍程度の栄養が必要。
・社会的支援が必要
障害認定の基準が古く、ほとんど歩けない人でも3級にしかならず、社会的支援が足りない人が多い。

・ほとんどのCOPDの発見は風邪が発症したときの息切れ
喫煙で気になった人は気軽に診断した方がよい。


“腎性老化”:人は腎臓から老いるー重要臓器に刻印された日本人の記憶

・腎不全は350万人以上
・透析投入が必要年400万人
・糖尿病からの腎不全が多い。
・腎臓病の意義が変わってきている。
透析をする前でも心血管病や認知症になるリスクが高い。
アルプミン尿になると一気に死亡のリスクが上がる。
・アルプミンやタンパク質が漏れ始めると認知症の可能性が一基に上がる。
・GFEが60未満だと非常に危ない。
1000万人が街頭するといわれている。
・原因のほとんどが生活習慣病
・腎臓で人の寿命を制御する遺伝子が作成されている。
・早漏症候群が増えている。
・リンの過剰接種が老化を早期化する
・超先制医療
2500g未満で出産が増えている
妊婦の喫煙やダイエットを続ける人が増えている。
・1944年に飢餓があった(1日600kcal未満)
ダッチなんとか
・母体の体重が少ないと生活習慣病
・重要臓器は出産後の外界環境に最適化すべく設計される。
本来は1000年単位で遺伝子の変化が必要だが、直接生むタイプだと、遺伝子を変えずに環境に適応できるようにホルモンなどのバランスを変更する。
・日本、ドイツが世界で腎不全が増えている。
戦争に負けた後、急激な経済成長があった国。
・生活が急激に成長した国は総じて腎不全が多い。緩やかに成長したイギリスなどは少ない。


■目から始めるアンチエイジング
・目が見えるようになると若返る
・昔は夜は暗かったけど、今は明るくなった。
・第3の視細胞:時計を制御する。
ブルーライトが第3の視細胞に影響を与えている。
・アメリカ医師会は「ライトポリューション」を問題視しはじめている
・子供たちはずっとスマートフォンなどでブルーライトが当たっている。
・JINS PCをつけると早く眠れるようになり、睡眠効率が上がった。
・メラトニンもブルーライトをカットした方がよい。
・白内障:110万件の手術がされている。
・白内障になるとブルーライトが入りにくくなる。
昼もブルーライトが入りにくくなり、メリハリがなくなってしまう。
・70歳になると1/3~4のブルーライトしか入らない。
・白内障の手術をした人は眠りがよくなる。
運動エネルギーも上がる。歩数1.5倍くらいになる。消費エネルギー2倍(メッツ)
人の歩行速度によって寿命が変わる。術後は歩行速度も上がる。
・JINSモイスチャーを使うとドライアイの改善になる。目の寿命も延びる。
・まつ毛ダニが増えている。
重度MGD
→対策eye シャンプー
・ビタミンDが少ないと老化が進む。近視が進む。
・医療の発達によって様々な病気が治るような時代になっているが、未だに失明してしまう人がいる。目が見えなくなることは生きていくことで非常につらくなる。
・目の不快感は生きていく中で最も不快なものになっている。


■QOL(クオリティ オブ ライフ)を支える目の重要性
・情報の8割は目から。コンピュータが発達し9割といっても過言ではない。
・目は口ほどにものをいう。目は入力だけではなく、出力の役割も果たしている。
・55~65でほとんどの人が目の患者が増える。
・失明原因
緑内障、糖尿病、網膜色素、加齢黄班編成、高度近視、白内障
・ドライアイを引き起こしやすい要因が増えている。
・ドライアイを潜在患者を含めて2200万人いる。患者は700万人くらい。
・目の疾患の早期発見や治療は失明、視力低下の進行を食い止めることが重要
・全身そぅき発見のきっかけにもなる
高血圧、糖尿病、高脂血症、等
・日本は眼科医への受信割合が低い(28%)
・感覚は生きがいを与える。感覚系の医療では眼科がダントツ。


■ドライアイを治す~目の疲れを取る
・目の疲れの原因はドライアイ
目が疲れやすい、目が乾いた感じがする。
目の中心部分でティアブレイクすると見えにくくなる。
VDTの仕事をしている人は目の疲れが圧倒的に多い。
VDTの人では65%。女性は75%(女性というだけでドライアイになりやすい)。
涙は出るが、表面の安定性が悪い人が多い。
・労働生産性、睡眠の質を低下させるドライアイ
健康問題による生産性低下は「プレゼンティーイズム」という。
R1は欠勤になってしまう。
R2は生産性低下
ドライアイの人は5%以上生産性が低下する。
ドライアイで目で失明することはないが
ドライアイの人は主観的幸福度が低い。
うつ病の人はドライアイの率が高い。
ドライアイの人の方が睡眠障害
睡眠障害:ドライアイ、白内障 メカニズムが違うと思われる。
メタボリックの人は涙の量が少ない。今までは中年で細い女性だと思われていた
→メタボリックは老化
ドライアイの人は運動が少ない。運動はドライアイの予防になる。
1.2の視力があるのに見えにくいという人は多い。
視力検査の人は最初だけ見える。しかし、徐々に見えなくなっていく
・実用視力計
対症療法、予防、目薬
ジクアス(目薬)・・・目のタンパク質が出るようになり、目の表面の安定性が上がる。
ドライアイを治すことのできるのは日本だけ。


■加齢黄斑変性を治す~過去、現在、未来
・加齢黄斑変性はあまり知っている人がいなかったが、少しずつ認知度が上がっている。現状50%くらい。
・年を取るにつれて黄班に障害が出る。
・黄班はものの形や色を見分けるのに使う。
・黄班が悪くなると視野の中心が
ゆがむ、ぼやける、暗くなる
・2つの方
萎縮型:黄班の網膜そのものがジョジョに薄くなって弱っていく
しんしゅつがた:黄班の網膜の裏側にある脈楽膜から申請血管ができて血液や脂質が沈殿してしまう。
・加齢黄班編成は増えている。
アメリカでは200万人(女性>男性)
日本では70万人(男性>女性)1998年から10年間で2倍
70歳代に発症する人は増えている。
・原因
高齢、遺伝、喫煙、高血圧や動脈硬化、片目が加齢黄班編成
・今までは新生血管を手術で抜いていた。3年後くらいには再発する可能性が高い。
現在では抗VEGF治療法:注射
PDT(光線力学療法):アメリカよりも日本人の方が効果が高い。
検査はOCTで簡単にわかる。
蛍光眼底
・問題
再発が多い、治療薬が高い、網膜事態が弱ってしまう人
うつ病になりやすい
・近未来ではiPS細胞で移植で治すことを検討している。


■体験談「 白内障手術を経て気付いた目の大切さ」(大桃美代子)
・目の病気は痛みがない。
・PM2.5が話題になっていたのでアレルギーと思っていた。
目脂が伸びた。戻した。戻してよかった。
アレルギーだった。
白内障、緑内障が合わせて見つかった。
・白内障の患者は非常に多い。
白内障の診断を行うのに1か月かかった。
手術するまでに3か月
日本橋のクリニック
浅沢先生
・プレチョップ手術。
超音波で柔らかくして吸い出して、眼内レンズを入れる。
単焦点レンズと多焦点レンズの2種類がある。
単焦点レンズ:1点のものだけ焦点を合わせる。
多焦点レンズ:中心以外に焦点が合うようになる。(こっちを進める医者が多い)
何を見たいかで決めるとよい。
・15分程度の手術。1日50人くらい。
翌日は雑菌が入っていないかチェックする。
・若い人の方が痛いと思われる。


■パネルディスカッション
眼科に行かない理由
・敷居が高いと感じている人が多い
・見えているからいいやと自己判断している
・目は健康診断の審査項目に入っていない。
運動や緑黄色野菜を食べると目によい。
ルテインは光(強い光や紫外線)から野菜・果実を守る。つていんは緑黄色野菜を食べることで血管中濃度が上がり、黄班部に溜まる。溜まるメカニズムは解明されていない。
視力、眼圧、眼底写真(専用薬で瞳孔を開けたもの)を調べないと病気があるか判断できない。
サンテ=参天=フランス語で健康


■ロボットによる生活支援 ~リハビリテーションの立場から
未来→不確か。能力の限界が未来を見ることを避けている。
の本質の課題:労力がかかる
リハビリテーションの最大の救世主はロボット
リハビリテーションロボット:自立支援、練習支援、介護支援
ロボットをどうやって製品化して商品化するか
発想、開発、実用、商品のサイクル
仮説、臨床、治験、制度/市場111・
新奇(市場調査、プロが存在ぜず役に立たない)
脳卒中の人は2年以内に1回は転倒する。7割は転倒する。
BEAR
未来を作る最少


■超高齢社会とロボット~社会実装と産業人材育成の課題
・ATRをいろいろなところで
・プロディス
・超高齢でロボットが役に立つシーン多いと考えている。
・実装兼研究と利用者・市民の需要製表は増える。


■リハビリテーション医療の現場から
回復期リハビリてーしょん医療とは
・日本の診療報酬制度におけるユニークな設定
・3~5か月
・人でもフレイリーを酒類ことができたか、外dpppp・p
・認知症用ロボットはみんなしゃべる。そして仮ら文字がP
・歩行できるまでに回復した人ように保養補助ロボット。介護の人が一緒に歩くことを想定。
・早くロボットを世に出すことが密書lン
・人の役割を完全に代替すうrことは想定していない。


■ロボットと暮らす社会に向けて ~介護・医療への取り組み
「笑顔のために。期待を超えて」
いい車作り+いい街・いい社会作り
→持っているロボットのノウハウを生かして介護ロボットを作成
・工場から社会の中へ
パートナーロボット=共存するロボット
・必要なもの
知的な賢さ
やさしさ身体能力
→人とともに活動する知的ロボット
・2007年にパートナーズロボットのビジョンを公開
・201x年に実用化
日常生活支援
医療・介護支援
パーソナル移動支援
製造ものづくり支援
・実用化したもの
人の作業との協調
人とロボットの共存
・自動車メーカーとして支援する少子高齢化社会
すべての人に移動の自由を
身体能力の低下
→もっと手軽な乗り物要介護
→リハビリ支援
→体の不自由が残る場合 いつまでも指導の自由
→再度まで自分でできる。
→介護する人の補助、移動を楽に
・パーソナル移動支援ロボット
乗るだけ。体重移動で移動する。
☆法整備が進んでいないため、道路を走れない。
・バランス練習アシスト
移動ケアアシスト
自律歩行アシスト
歩行練習アシスト
・エンジニアだけの思い付きでは実用化できないものができてしまう。
・バランス支援ロボット
2014年末には個人へのレンタル開始(法律でクリアできないかも・・・)
・移乗ケアアシスト
介護の中で最も大変。患者の体を支えるためのロボット。
・生活支援ロボット HSR
ものを運んだり、ものをとってきてもらう。
介護者ではなく、自分の意思でものを運べることの喜びは健常者には創造できない
・技術関連
泥臭い開発
安全規格


■生活支援ロボットへの取り組み
介護現場の動向
・2025年2178万人、244万人、21兆円
・2005年からロボット開発開始
・介護ロボットの受け入れについて
現在65以上7割以上。50代8割以上OK
・離床アシスト別途「リショーネ」(2014年6月に発売)要介護5クラスの人をイメージ。ベッド乗り降りを簡単にし、介護者のサポート
自立支援ロボット「ロボティックベッド」(開発中) 自分でベッドから乗り降りできる。移動も可能。
・現場評価・改善
利用者に実際に使ってもらって使いやすいか評価(500名以上に評価してもらった)
要介護レベルごとに製品化。しかし、細かくしすぎると量産が現実的ではないので検討中。
・生活支援ロボットの安全基準ISO13482を達成
・コストは非常に問題。導入できないような施設がでないようにどうすればよいか?
・NO LIFT Policy オーストラリア
人を使わないでできることはすべて機械にやらせる
・環境整備、意識の転換、法整備が必要。


■パネルディスカッション
ロードマップ
・才藤
10年後はロボットだらけ
制度と意識の改革が大変
アメリカが一番介護ロボット分野導入されているが、革新的なものはほとんどない。
介護、生活用ロボットはスペースが問題。部屋に置けない。
・萩田
来年くらいロボットは配備され始めるが、本格的になるのは5~10年後だと思う。
最初は目覚ましの拡張版みたいなものから導入始めるのがよいような気がしている。
ボランティアの人にポイントシステムとかの制度が必要かも。
高齢者に合わせたハードウェア(UI)が必要。スマートフォンは高齢者に受け入れられない。
・近藤
ロードマップ意見同じ
近々として、困っている人を助ける機械はどんどん出す必要がある。
10年後が一つの切れ目。その時には、完全なインフラを準備しないといけない。
家そのものがロボットとか。
病院のベッド数が足りない。家で
コミュニケーションの観点では相手が怒っていることを声から判断は難しい。表情からの方が楽かも。
・玉置
ロボットの種類によって導入時期が違うと思う。本日紹介した病院や介護で使うものが最初に導入される。ビジネスとするには半年いないにしたい。スケールという規模にはならない。とんとんくらいでよいと思っている。導入して手ごたえを得ることができればよいと思っている。
コミュニケーションロボットは今でも使える部分が多い。もう2~3年でほぼ完成形になると思う。
・河上
簡易的なものはすでに導入されている。
ロボットはすべてのカテゴリにまたがっている。見えないところからロボットは増えていくと思っている。家電の中など。
気が付いたら、ロボットが生活の一部になっているような状態が望ましい。
・ロボットしかできないことはたくさんある。
例:歩行訓練ロボットで倒れそうな環境を作って、倒れる前に元の安定した状態に戻す。
リハビリの世界は日本のロボット技術で世界をドラスティックに変える。

制度
・才藤
制度は常に後追い。
ロボットは金属なのでどうしても高い。
最初のインセンティブが必要。
介護の世界は道具がないことを前提にしている。そのため、一点突破で変えないといろいろなことが間に合わなくなる。
・萩田
これかのアクチュエーション。データを新しい見せ方をするアプリが必要。
特に若手の柔軟な発想が大事。最近はロボットのアプリを作りたいという人が多くなっている。
プラットフォーム上で再利用できるような仕組みが必要。
特許はたくさん持っているがどうやって使っていいのか誰も思いついていない。
最近やっといろいろなタイプ(エンジニアと介護とデザイナーなど)
・近藤
制度などを変えるには国民の意思が必要
高齢化社会になることで社会が疲弊していくことを国民に理解してもらいたい。
地域の実態をもっと知って開発を行ってほしい。
・玉置
現状を理解して間に合わなくなることをもっとみんな発言してほしい。
みんなが考えていくことが大事。
・河上
介護現場や政府の目線が少しずつ変わってきている。特に介護現場は人が明らかに足りてないことに悩んでいる。
最初が難しい。どうしてもコスト高になってしまう。最初さえ乗り切れば順調に進むと思う。


■前段
高齢者の多様性の例
    健康な人
    健康になれる人
    介護が一部必要な人
    介護が必要な人
        意思が通じる人
        意思が通じない人
高齢者は環境、症状、精神等様々で多様性がある。1つの事象や全体まとめて考えるだけでは高齢者について本当に考えたことにはならない。
・死とは?
医学的、医療学的な視点
人の営みという視点←実はこちらが大事なのではないか?


■“病から詩がうまれる”~看取り医がみた幸せと悲哀
・医療的にいやだということはしない。
看取り医としては、看取る方も看取られる方も幸せにすることが大事だと考えている。
・多くの大往生を見てきた。
・その人がつむいできたもの
意味の世界
意味の世界に入っていくことが大事だと感じた。
・意識のある人には本人のやりたいようにやらせて看取ることにしている。
・認知症の場合でもコミュニケーショが取れるうちに相手の意向聞いておき、本人の意思を尊重する。
・平穏な死は死も悪くないと看取る側が感じる。
今日は死ぬのにもってこいの飛騨。すべての生きているものが呼吸を合わせている。すべての声が私に同調している。
私の土地は静かに取り巻いている。私の畑は耕されることはない。私の家は笑い声に満ちている。


■女一生の働き方、暮らし方、死に方
・多様性の基本は男女。統計的に見ても男性と女性で違う。
・ファミレス(家族が少ない)社会になっている。
最後を誰が看取るのか?問題になる。
現状ではまだ甥や姪が出てくるレベルだからよいがこの先はどうか・・・
・男性は高齢になっても配偶者がいる場合がある。しかし女性は1/2も配偶者がいない。
・配偶者が一番の介護者になっている。
・男女は20~24のとき以外男性の方が豊か。70代のときが最大の差が出る。
・高齢社会白書に健康年齢を入れるようになった。
女性の方が全般的に健康だと考えていたが、実際は女性の方が健康寿命は悪い。
・男性は9年平均寿命と健康寿命の差があるが、女性は12年の差がある。
・人が使う医療費は2300万くらい。
男は2200万、女性は2400万
数は女性の方が多い。
もともと5:5→65で6:4→75で7.5:2.5
・高齢は女性の方が多いのだから女性の健康寿命を延ばさないといけない。
・要介護になった原因は、男性は脳血管疾患(32%)、心疾患(4.5)、女性は関節疾患(14%)、骨折(12%)
男性は脳と心臓、女性は関節と骨が原因
死因はほとんど一緒
・どこで介護を受けたい。年代別に差はほとんどなく50%は自宅。30%くらいは病院。
・どこで介護を受けたい。自宅:男性は42%、女性30%。病院:男性16%、女性25%
・ASNという胸筋が弱くなって人工呼吸器をつけるのはほとんど男性。これは介護をする人がいない女性は避ける傾向になる。90年代まではこの通りで2000年以降は差が縮まり始めた。


■宗教家から見る死生観、終末期 「いろは歌」と臨終行儀
・日本が古来どのように死を考え、ターミナルケアをしていたか。
・古事記、万葉集を見ていると死という言葉が出てこず、"避ける"で"去る"と呼んでいた。昔は死を魂が抜けた状態と考えていた。
仏教が入ってきて死に出会う。
日本に来た輪廻という考えがなくなった。インドでは輪廻があったため、火葬しても問題なかった。日本にわたってきたのは中国からきたもので先祖が豚や牛はいやだということで外された。そのため、日本でも火葬は嫌がられた。
浄土教が入ってきて、もともとの去るに戻った。
1984年に死生観という言葉ができた。
・いろは歌は、16文字の御経がもとになっている。そのため、いろは歌は死を歌ったもの。
前半は他人から見た死。後半は自分が見た死。前半の原文は御経。後半はもともと存在しない。
後半部は無を意味する。体から魂が抜けて如何に生きていたときの体不自由だったのかを知った。
・臨終きょうぎ
病気で危ないとき別所に移す
両病院・・・治療する場所(病院に近い) 貴族は丑寅の方向に立てていた
毎月15日は夜7時から朝7時まで念仏を唱えていた。
今までの建物ではダメなのは、現世に執着させないため。
・平安時代の坊さんは治療と祈祷。
亡くなると坊さんは帰る
亡くなると呼ばれるのは草々人、そう送付
死は昔"けがれ"。自己増殖がなくなる。
・しんだしょうにんは横断したといっていた。


■地域包括ケア、終末期医療、地域中核病院の実態と役割
政府は新しい医療体制を作ろうとしている。
個人の医療から地域での医療に転換。
ベッド数が足りない。医療費が多くなりすぎる。
急性期から万世紀に転換することがこし どのタイプにするかは県が決めてよい。県によって状況が違うため。
終末医療費は看護婦の人数で決まる。
終末期の医療費が高いことは病院にとっても問題。
一日当たりの入院費が高いのは技術力がある象徴らしい。
若い人は体力があるため高いことになっている。
終末期が総合病院に入院することは医療費の無駄が多いと考えられる。また、助けられそうな人がいた場合はそっちを優先するため、あまりよくない。
健康寿命は医師の数に関係ない。環境や気候の方が大きい。
静岡:健康寿命男性2位、女性1位。自律高齢者5位。1人当たりの県民取得2位、生活保護下から9位。人口当たりの医師数は41位

加藤時次郎
チェーン病院を作った。平民新聞をサポート。栄養のある食事を出す
平民病院は従業員の病院であると同時に患者の病院であるから患者はお客様でそして主人公であります。
理療の経過無きにわたり後方しぶらないので、他の医師にもらいたいと思うものは円よなくもう出ればその理由も説明し高野専門医も千t例してあげます

患者を科学的に冷酷に扱うことは心得ていろうが決して尊敬と温情と熱性とを似て彼らを遇してえない。


■パネルディスカッション
情動として大事
患者に対して死のことを論理的に説明しない方がよい。概念の話は理解できないのでだめ。一番良いのは五感に訴えかけるのがよい。
ゆっくりと優しく触ることはよい。時として医療以上の効果を出すこともある。
終末期の旦那は生を楽しんでいるように見えた
一人称と二人称の死は違う。
あの世は日本人が作った言葉。どこ?って誰も聞かないことから知っている場所なのかもしれない。
日本人は死の瞬間を大事にしていた。そこに生・死の質・重さを与えていた。
日本人はみんな天国に行くと思っている。この楽天さは日本人独特で日本人の良さ・強さでもある。
病院の効率的は患者を蔑ろにするものではなく、もともとの温かみを与える方法を含みながら効率化を考えている。

両病院→無病院
無病院ではお香を焚いて花を飾る。安らぎを少しでも与えたいという考え。

20世紀になって医療は非常に効果を示している。医療に対する期待が高まった。

医療によって死の意味が広くなった。回りの人も納得しないと死にならなくなった。(死を認めない)
近い親戚、遠い親戚、入院中一度も来ていない人は後ろめたいことがある。bなので一見正論ぽいことを言って自分を正当化しようとする。(解剖は死体がかわいそうなのでやらないでくれとか)
医学的な死が難しくなった。仮に心臓が止まっても心臓の性能が上がり、生き返すことができる場合がある。どこまで生かすかということが回りの人の役目になった。
自然災害による死は諦めがつくが、それ以外の死は他人のせいにして死を納得しない人が増えている。寿命という死を納得できるように考えないといけない。

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