基本的に形式手法の説明とワーキングでした。
参加者は比較的組込開発の人が多かったです。
私は組込開発をやったことがないので、考え方の違いや発想の違いが非常に勉強になりました。
セミナー事態は非常に内容の濃いものになっています。そのため、若い人には向かない内容になっていました。
以下メモ
SEC高信頼化技術セミナー 厳密な仕様記述入門
http://sec.ipa.go.jp/seminar/20141105.html
日程:2014/11/05(水) 10:00~17:30
場所:独立行政法人情報処理推進機構内 会議室
○前段
・SECで調査したところQCDが予定通りいかない理由は仕様や要求がはっきりしない。
・仕様書に書く内容は何か。仕様書にどう書けばよいか。
・要求の変化に伴う、仕様変更にどう対応するか。
・フェリカネットワークスからフェリカ作成時に形式手法を導入したお話を聞くことができた。
○仕様には何を書くべきか
・課題をどう解決するかが仕様で仕様に基づいて作るものが設計。
・課題:事実、願望(要求)
事実・例:法令、理論、原則、外部、人間
願望・例:要求、提案、企画、欲望、創造、課題
・設計:アーキテクチャ、プロトコル、データ構造等
・仕様書の問題:曖昧、矛盾、未記述、個人メモ、メール
・仕様の追跡性:課題と仕様と設計の関係
・非機能要件は数値化できるもののみ形式手法で記述できる。それ以外はリマインダーになってしまう。
○記述そのものを厳密化する技法
・ステークホルダーにとって、すべての人に価値ある書き方になっているか。
・書く文章はマニュアル的に引いていくものなのか?小説のように順番に読んでいくものなのか?
・すべてのステークホルダーが読んでも同じ意味にとらえることのできる文が理想。
・仕様の正しさの確認方法は以下の通り。
①正しく「設計」できるか?
②システムの効果が正しく「振る舞い」するかどうか?
・データフロー図を最初に作ることでユーザに質問しないといけないことが明らかになる。
・発注者に仕様書を見せなくても答えることができるように作っておく必要がある。
・発注者には要求の内容と絵等を見せて会話ができるように準備をする。
・最初に仕様書の構成を決める。
・テストデータを使用とするか?現実にあるデータなので仕様と考えるのが妥当。
・いろいろな立場の人間が集まって1つの資料について話すことが大事。認識があうか確認できる。
資料
http://www.ipa.go.jp/files/000026829.pdf
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