2015年1月5日月曜日

日経サイエンス 電気信号で天才を作る取組

以前、2014年の科学のブレイクスルーの中で光によって、脳を操作する技術を紹介しました。
今回の紹介は脳というよりは頭に電極を付けて脳を操作し天才を作るという取組です。
こちらは日経サイエンス2015年2月号に特集されています。

http://www.nikkei-science.com/201502_038.html


一部の能力に特化した自閉症の方々たちは1つのことに関して天才といって間違いありません。
映画『レインマン』にもなりました。

自閉症の人は一見異常な人が多いです。人とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、突然異常な行動をとったり、感性が人とずれていたりしています。

これは脳の一部が進化し特化しているためです。なので異常者として扱うのは失礼なことです。

自閉症の原因は未だに特定できておりませんが、この状態を人工的に作ろうというのが今回の取組です。

人間の脳はニューロンという細胞の塊です。この細胞は電気信号が通ることで活性化され成長することがわかっています。また、逆に電気が通らないとつかわれていないとして細胞がどんどん死んでいきます。
ちなみにニューロンは胎児のときにすべて出来上がり、成長はしますがそれ以上細胞分裂はされず減っていく一方です。

今回の取組は電気を流すこと成長することを利用して脳の一部のニューロンを大きく成長させるというものです。

しかし、まだ脳の解明が進んでおらず、どう流せばどのような能力が成長するのかわかっていません。
現在、人間でも実施していますが、ほとんどがネズミなどを利用しての実験が繰り返されています。

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