2015年1月3日土曜日

地球温暖化であまり語られていないこと

皆さんもご存じの地球温暖化ですが、一般に二酸化炭素の排出量を下げることのみが話されることが多いです。

しかし、他にも原因があることをご存じでしょうか。

WWF(国際的な地球温暖化防止)では、炭素軽減を掲げています。
炭素軽減とは、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン等の炭素を含み空気中にある成分で温室効果のあるものをすべて対象としています。

しかし、原因はこれだけではありません。
今回お話したいのは『水蒸気』です。
皆さんもご存じだと思いますが、水蒸気は水です。水が気体となって空気中にあるものです。
実はこの水蒸気ですが、温室効果が二酸化炭素の2.3倍程度あるのです。

では水蒸気の世界的な変化ですが以下のようになっています。

※論文『近年、地球温暖化に伴う異常気象が大きな問題となっている』より引用


少し古いデータですが傾向が変わっていないと思われます。
1990年代と比べると2%程度ですが、上昇傾向が見られます。

温室効果ガスの変化ですが以下のように1990年から比べると5~6%の上昇傾向になります。
 ※『STOP THE 温暖化 2008』より引用

 こう見る水蒸気は2.3×2%=4.6%の上昇効果があることがわかります。
つまり、温室効果ガスよりも少ないですが同じくらいの効果を出していることがわかります。



 ※気象庁データより引用

 1990年からだと標準偏差+0.27℃で1.28℃上昇しています。

水蒸気、温室効果ガスそれぞれ約0.64℃ずつの効果だと思われます。

温室効果ガスだけでなく水蒸気も減らさないと地球温暖化の解決にはできないです。

水蒸気が増えている理由は、地球温暖化によって北極と南極の氷が溶けているためだめだと思われます。氷が溶けて、海の水が増えて温度が上がり蒸発量が増えたと思われます。

では、これを解決するにはどうすればよいでしょうか。
一つは北極、南極の氷を増やす。これは現在方法が見つかっていません。
もう一つはたくさん雨を降らすことです。これは可能です。現に日本には強制的に雨を降らす装置があります。利用されたことは一度しかないと聞いています。

雨が降る原理は単に水蒸気量が増えただけでなく空中に塵があると塵に水分子がくっつくと重くなり地面に落ちてくるわけです。
これを人工的に実施するため、日本へ来る空気に水分子がくっつきやすい塵をまくことで雨を降らします。

これを日本だけでなく世界的に実施することによって水蒸気量を減らすことができます。

しかし、地球温暖化の問題の一つの海の水位上昇は加速してしまいます。
もしかしたらこれによって温度が低下し北極、南極の氷が増える可能性もありますが、どうなるかシュミレーションできていません。そのため実行ができていないのです。



次に地球温暖化による影響について説明します。
よく言われるのは、海水の温度上昇による北極、南極の氷が溶けることです。他には気象の変化も言われています。

次にあんまり話されていないことですが、海が弱アルカリ性から弱酸性へと少しずつ変化しています。
phでいうと2050年には8.02から8.12に変化するといわれています。

これによる影響は、まず魚の生態系が崩れます。中には絶滅してしまうものも出てきます。殻を持つ生物は殻がスカスカになります。そうするとまともに生活が送れなくなります。また、魚のえさでもある微生物は酸性に非常に弱いので絶滅の可能性もあります。

他に確認されている現象として昆虫の色が濃くなっていることが確認されています。
昆虫の色は育った環境の温度によって変化します。特にわかりやすいのが殻を持っている昆虫です。
カブトムシなど東北と九州では色が九州の方が若干濃いです。




地球温暖化はこのようにあまり語られていない原因と影響があります。
もっと、地球温暖化についてみんな知って小さな対策でも良いので実施してほしいと思っています。

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