がんの転移を既存の薬で防ぐことができることが発見されました。
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2015/01/20150106_01.html
がんが発症後怖いことは2つあります。
①治療後の再発
②がんが他の機関への転移
がんの再発は圧倒的に死亡率が上がります。単純に1度目の時よりも体力が落ちていることとがんになった部位の周辺の細胞ががんになりやすくなっているためより大きいがんができる可能性が高いためです。
がんが複数の場所にできると治療は1つずつ実施することが多いです。複数やることはリスクが高いといわれています。
転移の仕組みはがんのまわりにあるがんニッチ細胞というものがあり、この細胞が活動することによって他の機関に移動しようとします。これは血管を通ります。
『B型慢性肝炎の経口治療薬のプロパゲルマニウム』がこのニッチ細胞の活動を抑えることがことができることが発見されました。
現在は、マウス実験の段階で強い転移抑制ができることが確認できています。今後、人間での検証が行われ実用に至ると思います。
すでに利用されている薬のため、副作用などの人体影響がわかっているため、実用化までスムーズに行くことが想定されます。
気になるのは抗がん剤と同時に利用した場合にどのような反応を起こすのかです。相性が悪い場合はがんの進行が進むことも想定されます。
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