2014年12月16日火曜日

第47回衆議院議員総選挙 振り返り

今回の選挙は圧倒的な与党の勝利で終わりました。
ちょっと、過去を含めて振り返りをしたいと思います。

まずは投票率です。

これは第1回からの投票率の推移です。
今回の投票率は過去最低の52.66でした。
もっと、みんなが政治に興味を持って投票率を上げたいと思います。

しかし、今回投票率が低いのには少しわけがあります。たまたま今年は12月14日が全国的に寒波が襲い大雪でした。そのため、投票に行くことができない人が多数いたと思われます。
また、 近年多い土日出勤も影響しているといわれています。そのため、投票に行かなかった人が多いと聞きます。
今回の投票率の低さはしっかりと分析し、次回はもっと投票率が上がるように考えていただきたいです。


議席数ですが以下のように変わりました。


与党に変化なし。議席数が減った分野党が減りました。
特徴的なのは民主党と共産党が増えたことです。
正直、国会であれだけひどい質疑をやっている民主が増えたのには以外です。
共産党が増えたのはほとんど固定票だと思われます。なぜ、固定票だと有利かというと投票率が関係しています。投票率が低い場合固定票を多く持っている政党が有利になります。投票していない人はほぼ自由票であるためどこの政党に入れるかわからない表です。この自由票がばらばらの党に入るため、投票率が高いと比較的、固定票の優位性が下がります。(それでも有利なのは変わらないが)


次に今回の投票のポイントとなっていた『1票の格差』についても振り返りましょう。
第46回:2.43
第47回:2.13
※過去の値が見つからなかったので前回と今回だけで勘弁してください。

『1票の格差』とは、投票数が一番多い選挙区を一番少ない選挙区で割った値になっています。
この値の意味は政治家を選ぶにあたって少ない票で当選する議員もいれば、多くの票を集めないと当選しない議員もいます。これが問題で理想としては同じ票で当選できるように調整することが望まれます。
しかし現実的に理想的な状態することは人の動きや投票率も関係するため不可能です。一般的にはこの値が2.0以下なら妥当だとされています。

今回は前回よりも改善されたとはいえ、2.0以下になっていないため、まだまだ改善が必要だと思われます。

また、今回の『1票の格差』が2.0以下になっていないため、正当な選挙ではないとして、弁護士らが選挙無効を求めています。
http://www.bengo4.com/topics/2430/



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