2014年12月31日水曜日

脳が若返る薬『ヴァルプロ酸』

脳の若返りの薬として抗てんかん剤の『ヴァルプロ酸』が注目を集めています。

http://wired.jp/2014/12/29/next-world-02/


人間の脳は7歳までにほぼすべての機能が出来上がり、その後は脳の使い方によって最適化されていくと考えられています。(まだ、脳の成長過程について明確に解明できていない)

この最適化には脳のニューロンが強化し、機能が成長することもあります。
例としては、『暗記の学習を重ねることで記憶力がアップする』などです。

7歳までの成長過程の脳を『柔らかい脳』、7歳以降の成長のみの脳を『硬い脳』ということもあります。

リンク先には絶対音感に関する内容で記載されています。
絶対音感は7歳までに修得できなければ、その後習得することができないものだと今までの研究結果としては出ています。
これは絶対音感を担う神経回路が7歳くらいの時に完成され硬い脳になってしまうからです。
しかし、今回紹介された『ヴァルプロ酸』を投与することで硬い脳が柔らかい脳になることができるとのことです。

これは確かに若返りの薬といっても過言ではありません。
まだ、研究であるだめどこまでの効果があり、どこまでの範囲に効果があるのかはわかっていません。

だからこそ、この研究には可能性があり、絶対音感だけでなく脳全体を若返ることができ、痴呆やアルツハイマーの治療や記憶力、思考能力の向上につながる可能性もあります。

今後の研究成果に期待したいです。
 

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