オープンソースカンファレンスには参加したことありますが、Enterpriseは初めてです。
展示は普通のオープンソースカンファレンスと差はありませんでしたが、セミナーがEnterprise向けになっていました。
OSSは企業においてコストダウン、品質向上のために避けてもよいですが、導入した方がよりよくなります。
一方でOSSを利用するにはそれなりのスキルが必要です。
今回のような場所に参加することで情報収集だけでなくスキルアップにも十分使えます。
講師の方々は皆さんハイレベルの人たちばかりなので是非、名刺交換を行い色々聞いてみましょう。
以下、メモ。
オープンソースカンファレンス.Enterprise
Zabbixの障害アラートをOTRSで自動運用管理
担当:株式会社アイオーアーキテクト
講師:櫻井 耕造(代表取締役)
・OTRSとはITIL準拠の運用管理OSS。コールセンターなどでも利用されている。
・AGPLv3
・OSS版とEnterprise版の区分はない。
・アドオンは有償のものが配布されている。
一般的には、最初OSSのみで導入が進むにつれて少しずつアドオンを追加していく。
・OTRS AG(ドイツ) 2001年から開発開始
・運用画面はGUIで作成できる。
・zabbixやhimonesと連携できる。
・CMDBBuild CIも運用OSSとして優秀。
Zabbix 2.4の新機能とZabbix Enterpriseサービスのご紹介
担当:Zabbix Japan
講師:寺島 広大(Zabbix Japan 代表)
・ラトビアで2005年4月に作られた
・日本支社Zbbix Japanがある。日本法人へのサポートはすべてここで行っている。
・パートナーが30法人ある。
・2.2からなくなったもの
ノード管理の機能がなくなった。アップデートすると機能が停止する。(設定のみ残る)
・カスタムヘッダーでのWEB監視
・SSL証明書を利用した以下の監視に対応
SSL証明書の有効性チェック
SSLクライアントと証明書を利用した監視
・SNMP Bulkリクエストに対応していない機器の監視
一部のネットワーク監視
WindowsのSNMPエージェントの監視
・ユーザーからの要望によってパラメータなどを一部修正
・2.0、2.2→2.4はZabbixがバージョンアップをサポートしているため簡単にできる。データベースの再構築も問題ない。
アップグレード後、再起動のみ。
・1.8より前のバージョンのものは今までと同様のアップデート方法になる。
・半年ごとのリリース
半年ごとのポインリリース(7か月のサポート) ※今まで1年半ごとのリリースであったため、ユーザー要望の反映が遅かった。しかし、今回のリリースサイクルになることで
3バージョンごとのLTSリリース(5年サポート)
・2.4のりイースが3か月遅れたため、2.6はリリースしない。
次は2015年5月にバージョン3.0をリリース予定。
・Zabbix 1.8は2014年11月にサポートが終了しているため、早めのバージョンアップをしてほしい。セキュリティアップデートもしない。
業務で使えるオープンソースアプリケーション一挙紹介(文書管理、問合せ管理、人事給与勤怠、e-ラーニング、CRM)
担当:OSSコンソーシアム
講師:寺田 雄一(オープンソース活用研究所)、杉本 琢磨(株式会社イージフ)ほか
・liferay
企業向けポータルに特化している。
WEBサイト=ページ単位で開発
ポートレット(機能)単位で開発
境界は曖昧。
・ポータルのスタンダードであるポートレットを準拠している
・企業で必要な機能はほとんど持っている。
・大規模利用も踏まえて、スケーラビリティに優れている。
・Alfresco
オープンソースの世界初のECM製品
コンテンツ管理システムのスタンダードであるCMIS準拠
・NemakiWare
CMIS準拠
NoSQL
文書管理に特化している。文書管理機能だけほしい場合に有効。
・CmisSync
ECMの問題点
・ファイル登録が煩雑だと利用されない。
→自分のフォルダをECMに動機するシステム。
・OTRS
・iDempiere
もともと海外でつくられていたため、多言語対応できているERP製品。
SAPの置き換えは厳しい。
オービック等の簡易ERPの入れ替えが主な選択肢となっている。
多通貨対応
多会計基準対応 同時に複数の会計基準を採用することができる。
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