2014年12月31日水曜日

【雑記】2014年を振り返って

このブログは2012年から始めましたが、本格的に活動しているのは今年からです。

私はこのブログを通して、科学やIT、政治についてもっと知ってもらい、記事を読んだ人の成長に少しでも寄与できたらよいと思っています。

今年は125件の記事を書きました。
1年は365日ですので3日に1回のペースで書いていたことになります。
これは個人的には少ないなと思っています。
可能ならば1日1つの記事を定期的に書くことを目標にしたいなと思っています。

1日1つの記事ということに根拠はありませんが、継続は力なりだと思っていますので毎日続けることが大事なのではないかなと思っています。

最後になりましたが、今年1年間ブログを1回でも見てくださった方ありがとうございました。
来年も記事を書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

私立学校の耐震化率8割を超える

私立学校の耐震化率が8割を超えました。



基本的に私立、公立関係なく学校は子供たちを守るだけでなく、災害時の避難所の用途もあるため耐震性が求められます。
そのため、耐震化を進めることを国からの指導が入っています。

公立の現状は2013年度時点で約95%、2014年度終了時には96%を予定しています。

公立の耐震化向上のための予算は年間1,270億円投じていますが、100%まではまだ時間がかかるようです。

残っている4%はかなり古い建物が多く立て直しが必要なものが多いようです。
また、地方の建物が優先されていないため、地方での災害に弱い状態です。

【日本のメディアが放送しないNEWS】1200万台以上のルーターに脆弱性

Allegroが提供しているルーターのファームウェアに脆弱性が発見されました。

https://www.allegrosoft.com/allegro-software-urges-manufacturers-to-maintain-firmware-for-highest-level-of-embedded-device-security/news-press.html

その数は世界で1200万台以上です。

脆弱性の内容はルーターのメモリ破壊が発生し管理者権限が奪われてしまうというもの。
この悪用方法は、 『Misfortune Ccookie』を許可してしまいブラウザからあらゆるデバイスをリモート操作できてしまうというものです。

対象のルーターはファームウェア『Allegro RomPager』のバージョン4.34以前ものが対象です。

脆弱性のルーター候補は以下のリストに載っています。
http://mis.fortunecook.ie/misfortune-cookie-suspected-vulnerable.pdf

見たところ結構日本でも使われているモデルがあるようです。特にZyXELのモデルは日本でも結構使われています。

また、TP-Linkは家庭用でも無線ルーターとして利用されているケースがあるので企業だけでなく個人でも確認した方が良いです。

停電時の電話

私は常識だと思っていましたが改めて総務省が広報していたので記事にしたいと思います。

http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/net_anzen/hijyo/teiden.html

停電時でも利用できる電話があります。
  • 電話機から電話線のみ出ている黒電話
  • 停電対応の電話機
  • 独自に予備電源等を接続した電話機

2個目、3個目は一般家庭にはほぼないと思います。1個は古い家にはあると思いますが、次に書きますが、最近の固定電話は電源を必要とするものがあります。それは対象外になります。

停電時に使えない電話は以下のようになります。
  • 光回線を使用したIP電話
  • ADSL回線を使用したIP電話
  • CATV回線を使用した固定電話・IP電話
  • ISDN
  • 加入電話(コンセントから商用電源を使用する電話機の場合)
最近の固定電話は高機能化しており、電源を必要とするケースが増えていますのでご注意ください。
また、最近はケーブルテレビやインターネットと合わせて電話回線を利用しているケースがあります。
これは停電時に利用できないのでご注意ください。

停電時に電話線のみの電話が使えるかというと電話回線と一般的な電気経路は別になっています。
電話回線はNTTで発電している電気を流しており、その電力だけで通話ができるためです。

携帯電話については、停電時に利用できるケースの方が多いですが、地域によって違うので一概には言えません。

この考え方は災害時も基本的には同じですので緊急時のことを想定して頭の中に入れておきましょう。

ソフトウェア開発データ白書2014-2015

IPA/SECから今年のソフトウェア開発データ白書が公開されました。
http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20141226.html


・データ収集件数は3,325件→3,541件で216件増えています。・例年に比べ、改修・保守の開発が圧倒的に多い。年々新規開発が減っている。
・プロジェクトの9割が受託開発。対象組織のほとんどがベンダー・メーカーであるためこのような結果になっていると予想されるが、日本ではパッケージのプロジェクトがほとんどないことがわかる。
・対象プロジェクトの3割は金融業。2位は製造、3位は情報通信。
 小売業やサービス業、飲食業等が少ないことから非常に攻めのIT利用が進んでいないことがよくわかる。
・対称業務は、1位は管理一般、2位は営業・販売、3位は経理・会計。2位は良いとして1位、3位に売上や利益に貢献できるシステムが対象ではないため、各社事業に専念できていないことがわかる。
・システムの処理形態は対話処理が一番多い。次にオンライントランザクション。バッチ処理が一番少ない傾向にあった。これは非常に良い傾向だと思っている。これからのITはよりリアルタイムであることの方がシステムとして利用しやすく使えるシステムになり、ビジネスのスピードについていける。
・アーキテクチャは、1位はイントラネット/インターネット、2位3位がクライアント/サーバ。未だにクラサバが支流になっているのはよくないと感じている。現在のアーキテクチャではブラウザベースのシステムが最も早く開発ができ、利用しやすいものだと考えられるため。
・開発言語は3割がJava。COBOL、VB、C言語と続く。Javaが多いのは日本の開発現状から考えて妥当。理由は各社独自のフレームワークを用意し、ユーザー企業に売り込んでいるため。また汎用性も高いため、お互いにメリットが高い。COBOLはメインフレームとメインフレームのダウンサイジング先で利用されているケースが多い。特に銀行業、製造業、卸業では未だにメインフレームを活用しているケースが多いので自然な傾向。VBはクラサバシステムで利用されていることが想定される。
・DBはOracleがダントツに1位。SQLserver、PostgreSQL、HiRDB、DB2と次ぐ。HiRDBが4位に入っているのは、ALL日立でシステムを作っている企業(銀行系に多い)が多いためだと思われる。MySQL離れが進みPosgreSQLに以降している印象がある。MySQLがOracleに買収された影響は非常に大きいことがわかる。
・開発規模はSLOCで図っている企業がほとんど。FPや他の手法での規模の測り方が浸透していない。
・開発規模のほとんどは50kSLOC以下。これは保守開発が多いためだと思われる。
・工期のほとんどは12か月以下。1年以上のプロジェクトは少ない。それだけビジネスのスピードについていかなくてはいけない。
・稼働後の不具合はほとんど5件以下。平均12件。これは全体的には信頼性の高いプロジェクトが多いが、信頼性の低いプロジェクトは存在しそのプロジェクトは圧倒的に不具合が多い(70件以上)。
・品質保証は、プロジェクトメンバーで実施している場合とプロジェクト外の専門部隊でやっている場合があり半々くらい。
・テスト計画はあって、関係者でのレビューは8割を超えている。すでに当たり前のことになっている。
 しかし、網羅性測定は実施していない。テスト漏れがあることは否めない。
・社会的影響が極めて大きい、人命に影響・甚大な経済損失は15%程度。感覚的には多い気がする。
 本年は重要インフラ系の開発が多く守りのプロジェクトが多いことがわかる。



脳が若返る薬『ヴァルプロ酸』

脳の若返りの薬として抗てんかん剤の『ヴァルプロ酸』が注目を集めています。

http://wired.jp/2014/12/29/next-world-02/


人間の脳は7歳までにほぼすべての機能が出来上がり、その後は脳の使い方によって最適化されていくと考えられています。(まだ、脳の成長過程について明確に解明できていない)

この最適化には脳のニューロンが強化し、機能が成長することもあります。
例としては、『暗記の学習を重ねることで記憶力がアップする』などです。

7歳までの成長過程の脳を『柔らかい脳』、7歳以降の成長のみの脳を『硬い脳』ということもあります。

リンク先には絶対音感に関する内容で記載されています。
絶対音感は7歳までに修得できなければ、その後習得することができないものだと今までの研究結果としては出ています。
これは絶対音感を担う神経回路が7歳くらいの時に完成され硬い脳になってしまうからです。
しかし、今回紹介された『ヴァルプロ酸』を投与することで硬い脳が柔らかい脳になることができるとのことです。

これは確かに若返りの薬といっても過言ではありません。
まだ、研究であるだめどこまでの効果があり、どこまでの範囲に効果があるのかはわかっていません。

だからこそ、この研究には可能性があり、絶対音感だけでなく脳全体を若返ることができ、痴呆やアルツハイマーの治療や記憶力、思考能力の向上につながる可能性もあります。

今後の研究成果に期待したいです。
 

2014年12月30日火曜日

2014年の科学ブレイクスルー10選

科学ジャーナルScienceが毎年発表しているブレイクスルーを起こした科学を紹介しています。

http://news.sciencemag.org/scientific-community/2014/12/breakthrough-year-top-10-scientific-achievements-2014


  1. ロゼッタ・ミッション
  2. 血液交換で「若返り」
  3. ロボットの大規模な自己組織的協調
  4. 脳を模倣したコンピューターチップ「TrueNorth」誕生
  5. アジアに世界最古の洞窟画
  6.  現代の鳥と恐竜の関係
  7. 体内でインスリンを分泌するβ細胞を樹立
  8. 光で記憶を操作する
  9. 超小型衛星「キューブサット」の台頭
  10. 人工合成されたDNAを含む生物の誕生

http://ggsoku.com/tech/science-breakthrough-of-the-year-2014/

NRI 未来年表2015-2065

面白い資料を見つけたので共有します。
NRIが公開している未来年表です。範囲は2015-2065です。

https://www.nri.com/~/media/PDF/jp/opinion/nenpyo/nenpyo_2015.pdf


NRIが提供しているのでかなり信頼性は高いです。
さらに日本に特化した内容になっているので日本を拠点とする企業には非常に有効です。

長中期の経営戦略を考える上で未来を予想することは必須です。世の中でどのような動きがあるかを予想し自社にどのような影響があるか考えることは重要です。

グローバル企業であれば世界的の動向を押さえるように情報収集をしましょう。

『異能vation』プログラム 最終選考結果

総務省が進める『異能vation』プログラムですが、12/19に最終選考結果が発表されました。

http://www.inno.go.jp/adoption.php

  • 細胞画像認識を利用した薬効分析支援
  • コンピューテーショナルフィールドを用いたヒューマンインターフェースの実現
  •  車とアプリをつなげるプラットフォームとなる製品
  • 「サイエンスを、正しく、楽しく。」でサイエンス、特に医療の世界を良くしたいです。
  • かたちを変える空間の構成技術に関する研究
  • 耳飾り型コンピュータ
  • ヒト型ロボットに眼力(めぢから)を与えるための研究
  • PROJECT AFTER LIFE
  • 全自動お絵描きプログラム

比較的医療系が多いように感じますね。

概要は紹介ページに記載されていますが、詳細は別途公開されるのでしょうかね?
調べてみましたがわかりませんでした。

何はともあれ、最終選考に残った方はがんばっていただきたいです。

2014年12月25日木曜日

日米ガイドラインの検討先送り

日米の安全保障に対する約束が記載されている日米ガイドラインですが、この検討が2014年12月19日に先送りになることが決定しました。

日米防衛協力のための指針
http://www.mod.go.jp/j/presiding/treaty/sisin/sisin.html

『日米防衛協力のための指針』関連資料一覧
http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/sisin/


日米ガイドラインの改正については、自民党のマニフェストに以下のように記載されています。


日米同盟強化を進めるとともに、アジア太平洋地域にお ける同盟の抑止力を高めるため、「日米防衛協力のため の指針」(ガイドライン)を見直しつつ、同盟国・友好国と の防衛協力を推進します。



どれくらい遅らせるか不明な状態です。4年以内に改正をしないとマニフェスト違反になりますが、大丈夫でしょうかね。

日米ガイドラインですが、中間報告によれば以下のことを改正しようとしています。
  1. 現状ではサイバーテロに対する内容の記載がないため追記する。
  2. 国際的な安全保障を目的に作られたものだがほとんど日本の安全に関することしか記載がないため、東アジア~太平洋の安全保障に関する内容を記載する。
  3. アメリカが一方的に守る内容になっている部分を相互に守る内容に変更。

1個目は時代の変化に伴うものですが、2個目と3個目は今までの日本らしからぬ行為だと思います。
日本のことだけを考えると入れるのは単に日本の負担が大きくなるだけです。
しかし、現実的には東アジアの中で最も発展している日本なのでこれはやったも良いと思います。


3個目は本来ありえないことだと思います。
日米ガイドラインは日米安全保障条約を補いものとして作られました。そのため、アメリカが日本を守ることがあっても、日本がアメリカを守ることはありません。
日米安全保障条約のために日本はデメリットを容認しています。
3個目の通り変更するのであればそれ相応のメリットをもらわなくてはおかしいですが、このままでは一方的にアメリカに有利な内容になってしまいます。

変更内容をもう一度精査し、4年以内に改善をしてほしいです。
このまま実施するようなら本当に近年日本に不利になる施策ばかりを実施している自民党を信用できないですし、安倍内閣をまったく支持できません。

因みに次世代の党はこの変更内容に問題があることを指摘していました。そのため、日本に有利なものに変更することを公約としていました。

2014年12月23日火曜日

匿名告発サイト日本版、来年稼働へ

海外ではメジャーになっている告発サイトですが、その日本版が2015年2月稼働を予定しています。
すでに構築は完了して告発を受け取るジャーナリストの確保などの準備をしているそうです。

サイト名は『Whistleblowing.jp(内部告発.jp)』となっています。
アクセスにはTorを利用して『http://4ge3uua3uaxuhhaq.onion』にアクセスできます。

トップページです。

『内部告発を行う』を押すと告発相手の入力画面に移動します。

次に告発内容の入力画面に移動します。

 以上で完了です。


Torは世界中のサーバを迂回してアクセスするため、基本的に投稿者を追跡することは不可能です。

『基本的に』にあえてつけたのは現在アメリカ政府でTorを追跡する技術を完成させた可能性があるという噂があります。事実は定かではありません。

日本に匿名で告発できるサイトができることは意味はみなさん考えてほしいです。

メリット、デメリットがあります。これをどう判断すればよいのか私には難しいです。

○メリット
・匿名で情報開示できるため、今まで秘密にされていた悪いことが明るみにできる。
 賄賂、労働者への不当な扱い、社会的不正行為等
・今まで明らかにされなかった技術の公開によって世界の技術発展。

○デメリット
・誹謗中傷のために利用されせっかくのサイトが無駄に利用される。
・本来漏えいさせてはいけない企業秘密が漏えいしてしまう。それにより企業利益が失われてしまう。

ロシア 個人情報を国内に保存することを義務化

ロシアのプーチン大統領は2014年12月22日にロシアの個人情報データは国内のデータセンターに保存することを義務化する法律に署名したことを明らかにしました。

この法案の目的はロシア人の個人情報の管理を向上し、セキュリティを高めるためとのこと。
案を提出した議員らは海外におかれたデータは反政府勢力の貴重な情報源になっていると指摘している。
同法案に違反した場合、サービス提供を停止することになるとのことです。

このため、今後はSNSや消費履歴のデータは国内のデータセンターに保持した上で、他国のデータセンターに保持ないといけないことになります。
これは、データセンターの最適化を行っている大手のクラウド事業者にとっては非常に痛手になります。すでにロシアにデータセンターを持っている企業であれば良いですが、まだ持っていない企業は新たに作るまたは借りる必要があります。

今回の法律制定に合わせ、Microsoft、google、adobeなど国際的に活動する企業はロシアからの撤退を決めて準備を進めています。
今後は彼らだけでなくインターネットを介してサービスを提供している企業が撤退を始めることになることが予想されます。

今回のような法律ができることはクラウドサービスが世に出始めたときから指摘されていましたが世界で初めての事例になります。
ロシアの法律制定をきっかけに世界で同様の法律ができた場合、現在の自由なインターネットビジネスに悪影響出て、ユーザービリティが低下することが予想されます。
また、国際的ビジネス競争の妨げになることは明らかです。

クラウドサービスを提供しているクラウドプロバイダーは今後のことを考え同様の法律が世界的にできた場合の対策を検討していただきたいと思います。
また、ユーザーは自分たちがサービスを受けられないデメリットを理解し、政府に圧力をかけることをお勧めします。

私たちは今回のロシアの法律制定の結果、どのようにインターネット上や国際社会が変わっていくのか見守らないといけないと感じています。

また、近い内容として、国交が断絶した場合の対応も検討する必要があります。こちらもクラウドサービスが提供され始めてからずっと指摘されてきた問題ですが、まだ事例がないため警視されています。

2014年12月21日日曜日

【日本のメディアが放送しないNEWS】iCloudの2段階認証を突破

2014年9月からiCloudの認証が2段階認証になりセキュリティがアップしました。


しかし、さっそく2段階認証を突破するソフトが作成されました。

とはいえ、今回は悪用のためではなく、バックアップ用途での利用のため、現在は問題ありません。
しかし、今後対象ソフトが解析され、悪用される可能性はありますので、appleユーザは注意してください。

対象ソフトはロシアのElcomsoftが開発した『Elcomsoft Phone Breaker(EPB)』です。
http://www.elcomsoft.jp/eppb.html

EPBはicloudに保存された電話帳・電話履歴・メール・カレンダー・写真・留守番電話・Eメールアカウント設定・ブラウジング履歴・キャッシュ等をバックアップします。

エディションは3つあり、以下のようになっています。


価格はそれぞれ、Home:\9,999、Professional Edition:\29,995、Forensic Edition:\89,995となっています。

総務省・文部科学省 地方就職を推進

総務省と文部科学省は地方での人材不足を解消するため、地方就職促進の対策を検討しています。

現在検討されているものとして、奨学金を利用した対策を行うことを明らかにしました。

検討内容は、地方での就職を行うと奨学金を減額するそうです。
奨学金を利用しているのは2012年の情報ですが、大学生:52.5%、修士課程:60.5%、博士課程:66.2%います。人数は2,569,349人、修士課程:175,980人、博士課程:74,779人います。
本対策でどの程度利用するかわかりませんが、1,348,908人、106,468人、49,504人が対象となるので結構有効でありそうな気がします。

総務省と文部科学省ともにかなり前向きに検討するとのことです。




今回、奨学金ということで大学生なら絶対に知っておいた方が良いサイトを紹介します。

給付型の奨学金の団体を一覧化いるサイトです。
給付型は返却の必要がありません。また、組み合わせも可能なものもあるので是非利用しましょう。

返さなくていい給付型奨学金をくれる団体
http://syougakukin.liblo.jp/archives/67540341.html


また、個人的にはあまり現実的ではないと思っていますが参考情報ですが、民主党は奨学金のすべてを給付型にすることも検討しています。
民主党は第47回衆議院総選挙でマニフェストに記載しています。今回議席も増やしたのでもしかしたら実現するかもしれませんね。

2014年12月20日土曜日

総務省 データサイエンス・オンライン講座 開設

総務省がデータサイエンティスト育成のためにデータサイエンス・オンライン講座を開設しました。

プレスリリース
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei01_02000044.html

学習サイト『gacco』
http://gacco.org/

データサイエンス・オンライン講座『社会人のためのデータサイエンス入門』
http://gacco.org/stat-japan/

紹介動画



こちらは第1弾となっており、今後増やす予定です。

受講するには、gaccoのID取得が必要です。

データサイエンスの知識はITの人材にかかわらずビジネスマンには必須のスキルになり始めています。ですので、ITに関係ない方も是非受講しビジネスに生かしましょう。


データサイエンティストは政府でも今後増やすこと政策として打ち出しているのでこのような活動をしているのだと思います。
たぶんですが、政府はセキュリティ人材育成にも力を入れることを発表しているので同様の活動する可能性は高いと思われます。

また、ITの方はデータサイエンスとの関係の深い、ビッグデータやオープンデータについても合わせて学習すると良いと思います。

データサイエンティストのスキルレベルに関するこちらの記事も読むとより良い活動ができると思います。
http://junnichi-hirashima.blogspot.jp/2014/12/blog-post_11.html

2014年12月19日金曜日

【速報】小保方氏のSTAP細胞研究結果の検証結果

始めにこれからたくさんの間違ったり、意味のないSTAP細胞に関する記事やブログ、コメント等があちこちで書かれると思うので、速報ということで検証結果について記載します。
(質問した記者でまともにわかっていたのは日経サイエンスだけだった)

ニコニコ動画の記者会見の様子(タイムシフトで見てください)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv203765544

独立行政法人理化学研究所 STAP現象の検証結果について
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20141219_1/


今回の記者会見は緊急のものでした。
なぜなら、これ以上検証しても意味がない(同じ結果しか得られない)ということが分かったからです。


まず、実験と検証の違いを説明します。
実験とは、様々な環境でそれぞれどのような結果が得られる調べること。
検証とは、一度得られた結果が同じ方法で同じ結果が得られるか調べること。

今回行われたのは『検証』です。ここがわからない記者が多かったです。

次にSTAP細胞について説明します。
よく万能細胞という言い方がされますが言葉のままだと『何でもできる細胞』と受けますがそれは違います。これを知るには幹細胞、ES細胞、iPS細胞、STAP細胞の違いを理解していただきたいです。

幹細胞とは、細胞分裂をしたときに骨や臓器の細胞に変化することのできる細胞のことを言います。これは幹細胞の種類によってどの臓器等ができるか決まっています。

次にES細胞です。ES細胞ですが、これは『多能性幹細胞』です。多能性幹細胞とは、変化の決まっている幹細胞を別のものに細胞分裂できる幹細胞です。
例:骨の幹細胞が肝臓の細胞に変化する。

iPS細胞ですが、これは『人工多能性細胞』と呼ばれています。これは人工的に作られたES細胞のことです。ここで言っている人工的とは人から抽出して作るとか別の生物から作る等様々な方法があります。

最後にSTAP細胞とは、一般的な幹細胞に外部刺激を与えることによってES細胞を作ることを言います。


小保方さんの研究結果についてです。
・安定的にSTAP細胞を作り出すことができ、細胞分裂を繰り返すことで成長する。
・このSTAP細胞をマウスの体上に人間の臓器を作り出すことができる。




今回の検証結果についてです。
検証結果では、論文の通りに検証した場合以下のような結果が得られました。
・STAP細胞と同様の現象は起きるがすぐに細胞分裂が終了してしまい死んでしまう。この状況では多能性があるとは言えない。 (正しくはマーカーによって多能性を確認いる)
・STAP細胞をマウスの体の中で細胞分裂をさせることで人間の臓器をマウスの体に作り出すことはできなかった。
これをキメラと言っていて、体上に細胞分裂ができる細胞をキメラ胚と呼んでいます。これもできなかったことになります。

つまり、論文通りの方法では、STAP細胞っぽいもの(STAP現象は起きているがSTAP細胞とは言い難い)ができるが利用できるものではない。また、キメラマウスは作れなかった。
さらにいえば、検証の中で分かったことですが、低頻度でしかSTAP細胞っぽいものは作れない。さらにこのSTAP細胞っぽいものを作る方法が非常に効率が悪い。

なぜ論文通りの方法でSTAP細胞が作れなかったのかについては調べていません。なぜなら、それは『検証』ではなく『実験』になってしまうからです。実験を行う場合、予算も時間も足りないためです。




良く勘違いされていますが、STAP細胞があるとかないとかの議論はできません。あくまで小保方さんの方法ではSTAP細胞を作ることができなかったということが分かっただけです。
STAP細胞そのもの自体の研究は世界中で研究されています。今後誰かが作ることに成功することは十分にあり得ます。
ただし、それをSTAP細胞と呼ぶかは別です。なぜなら、その作られた細胞に名前を付けるのはその研究者だからです。

また、今回の結果が意味のないものと言われますが、そんなことはありません。STAP細胞っぽいものができたわかったことは大きいです。今後の研究で環境(温度や溶液、ph濃度を変える)や手法・手順の変更によってSTAP細胞を作ることのできる可能性があるということです。あくまで可能性です。これ以上のものは作れないという可能性もあります。

記者会見で相澤氏が研究者の捉え方次第と言っていたのは、可能性ある・なしを判断するのは研究者の判断によるものであるからです。




速報としてはこれくらいとします。詳しくはまた別の機会に記載したいと思います。

2014年12月18日木曜日

日本のオープンデータレベルが発表

英Open Knowledgeが『オープンデータインデックス2014』を発表しました。

http://index.okfn.org


『オープンデータインデックス2014』は各国の政府のオープンデータへの取り組みレベルをランキング付けしているサイトです。

こちらがTOPページです。



地図の部分の国をクリックするとその国の各項目の詳細を見ることができます。


97と書いてあるところを押すとランキングを見ることができます。


日本は全体としては19位になっています。
日本で誇れるのは郵便番号が世界1位!(すべてのデータがcvsで公開されているため)
郵便番号でもすべてを公開している国は先進国くらいであまりないようです。

逆に最も日本で弱いのは、企業帳簿で60位になっています。(すべてのデータが公開されておらずPDF形式のため)
日本は不思議と企業の情報をオープンにすることを嫌う傾向にあるためでしょう。

オープンデータは世界的にも注目を集め、企業事業に役立てる検討を行っています。
ビッグデータの一部としてオープンデータを活用して様々な分析に役立てましょう。

国税庁 インターネット番組 WEB-TAX-TV

国税庁がインターネット番組『WEB-TAX-TV』を運営していることを知りましたので共有します。

https://www.nta.go.jp/webtaxtv/index.html


こちらでは、なかなか学ぶことのできない税に関する知識を動画(1個5分程度)で手軽に学ぶことができます。

これを参照し、脱税にならないように気をつけましょう。
また、ものによっては節税になるかもしれませんね。

特に個人事業主の方は必見です。

自分のブラウザのレア度を評価しよう

『Am I Unique』というサイトで自分のブラウザのレア度を評価してもらうことができます。
これは同サイトの統計情報によって評価されます。

https://amiunique.org/


以下の『View my browser fingerprint』を押すと評価してもらえます。

結果はこのような感じ。
『Details』を押すと詳細が見れます。WEBGLの結果もあります。
『Graphs』を押すと評価結果をグラフで見ることができます。

なんとなく面白いですよ。

日本商工会議所 ビジネスマネージャー 検定

日本商工会議所がビジネスマネージャー検定試験を開始することを発表しました。

http://www.kentei.org/bijimane/

管理職(マネージャー)の育成を目的として開始することになりました。
試験の方針は事業分野や企業規模を問わず“経営ビションの伝達・浸透”や“事業戦略の策定・遂行”、“チームのモチベーションと結束力の向上”、“人材育成”等の確認です。

試験概要は以下のようになります。



学習カリキュラムはこちらです。


試験開始に合わせ公式テキストも販売になります。
http://www.kentei.org/bijimane/textinfo.html

1年目は2回で1万人の受験者を目指し、5年後には年間10万人を目指すそうです。


今までマネージャーの業務はなんとなくでしたが、初めてマネージャースキルを体系的に学ぶことができるようになりました。

マネージャーじゃない人も今後のことを考え是非受験しましょう。
マネージャーになる気がない人もマネージャーのフォローをしない人はいないと思います。 そのためにも是非受験しましょう。

2014年12月17日水曜日

日本型企業が目指すエンタープライズアジャイルの世界 ~開発現場の苦労話を聞き、成功への道をイメージしよう~

日本ではアジャイルってなかなか広まらないです。
システムによって効率的な開発手法は違うと思います。
開発手法を使い分けることのできるハイスキルな人材が必要だと思っています。



メモ

日本型企業が目指すエンタープライズアジャイルの世界 ~開発現場の苦労話を聞き、成功への道をイメージしよう~
http://sec.ipa.go.jp/seminar/20141217.html

・アジャイル開発の目的はお客様の満足を最優先する。
システムを構築することが目的ではない。
・短い間隔で継続的に動くソフトウェアをリリースする。
・お客様と開発者が強調してプロジェクトを成功に導く。
・仕様の不確実性に対応するための手法。
動作するシステムにフィードバックを得て改善する。
・一方ウォーターフォールは1サイクルで効率/品質よく作る手法。
要件の変化に弱く、変化時のマネジメントが難しい。
・近年はビジネスとシステムを一緒に作っていく手法。
・開発領域はウォーターフォールの苦手な領域が増えている。
・IT環境は急激に変化しているので、有効活用していきたい。


東京海上日動あんしん生命システム構築におけるエンタープライズアジャイル事例紹介
・どこでどのようなテストが行われているのか
・他部門の協力が本当に大事。プロジェクトで制御できないプロジェクト外のメンバーが協力してもらわないとプロジェクトが進まなくなってしまう。
・アジャイル開発は『守破離』
まずはやってみるからスタートし、改善をしていく。
・実績
リリース:35回
振り返り:49回
・要件定義で作るものをある程度決めておく。
予算は少し多めにとって、要件変更に対応した。


「企業システムにおける意志決定とITサービス運営について」ユーザ企業との協業によるエンタープライズアジャイルの支援~東京商工リサーチの事例~
・ITサービスをいかに回し、事業の価値を見出すことが重要。
アジャイルはそれなりできていればよい。厳密性は重要ではない。
・保守とは別に3か月に一回定期リリースでUIの改善を行う。
・上記とは別に新機能を追加時は、ウォーターフォールで開発を実施。データの種類・量に変更が入る場合は、ウォーターフォールの方がよい。
・リリース準備でユーザにバージョンアップ内容の説明等を実施。
・定期改善は経営者の意思決定を定期的に行うことができるようになった。
・ユーザ企業内にプロダクトオーナーが存在し、ステークホルダーの説得・調整をしてもらわないと進まない。
・組織内のステークホルダーや顧客/利用者のニーズの優先順位を一番理解しているのは誰か?
基本的にいない。様々な部署に散らばっている。
組織間の連携をどのように意思決定プロセスを行うかが重要。意思決定プロセスの中でステークホルダーにプロダクトオーナーの役割をはたしてもらう。
・バッファの管理はユーザ側で実施してもらわないといけない。


アジャイル開発の現状と課題について


エンタープライズアジャイル、海外動向と日本の現状
・世界的にエンタープライズアジャイルが注目され、特化したシンポジウムなどが行われている。
・2001年にアジャイルマニフェストができた。様々な手法をまとめてそう呼ぶようになった。リーンソフトウェアが入り、技術的な話からビジネス担当にもわかるようになった。
・2011年にリーンスタートアップが提唱されビジネスのサイクルと開発のサイクルが合わさった。
・世界最大のアジャイルカンファレンス2014
参加者のほとんどが高齢者
聞くよりも話すことが参加の目的になっている。
・エンタープライズアジャイルに以下が関係しているがまだ語られていない。
大企業
チームから組織へ
組織変革
ITを超えてアジャイルを採用
管理職の役割
人事査定
オフショアやアウトソーシング
・2大エンタープライズアジャイルフレームワーク
SAFe
DAD
・SAFe
リーダーシップの集団での開発。また、経営層の思いを実現する集団。
システム思考で見る
アジャイルマニフェストを順守すること
lmplement プロダクトデベロップメントフロー
知的生産活動のモチベーション
リーンソフトウェア開発=アジャイル開発
リーン=現場で考える人々
・DAD
経営層の考えていることをアジャイルの手法の適応だけでは実現できない。DADはそれらをつなげるフレームワーク
ゴール思考で作られている
DADにはフェーズがある。
モデリングなしのアジャイル開発は危険
・ユーザ企業にエンジニアが少なくベンダーに構築を依頼するという社会構造がアジャイル導入を阻害している。
・マネジメントの意識が変わらないとアジャイルの適応は難しい
・政府のような受発注形態では難しい。

大手サイトへのPCからのアクセス10%以上減少

nielsenの調査で大手サイトへのPCからのアクセスが軒並み10%以上減少していることが分かった。



http://www.netratings.co.jp/news_release/2014/12/Newsrelease20141216.html


しかし、一方でスマートフォンからのアクセスが約30%程度上がっています。



また、アプリケーションからのアクセスは以下のようになっています。


全体的にgoogleとyahooが多いですね。また、スマホからのインターネットアクセスが年々増えていることがわかります。
同時にPC離れが進行しているようです。最近の大学生はレポートの作成や論文作成をスマートフォンでやる人が増えているらしいです。
たしかにスマートフォンにもOfficeが入っていますがそれでよいのでしょうか。

このような状況が続くことを考えると企業に入る前にPCスキルやリテラシのない人増えることになり、スタートアップが遅れることになります。
このような状況に対して企業はどのような対応をするのか、人事の人は考えなくてはいけません。
PCスキル・リテラシが仕事の生産性に大きく影響することは多くの過去の調査で分かっていることなので。

難病法の制定

厚生労働省から難病法が制定されたことが発表されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/


難病者は年々増えています。これに対して法律を制定することは非常に良いことです。
毎回対応を考えなくてはいけなかったことがルールができることで考えるリソース、時間が短縮されます。また、無駄な医療費が発生しなくなります。

なぜ、今回のような対応を日本のメディアは発表しないのでしょうかね。
だから、日本人は法律に詳しくならないし、政治に興味も持たないし、難病への理解が深まらないのです。

本当に日本のメディアには仕事をしてもらいたい。

国会図書館公開古書の『Kindleアーカイブ』が1100タイトルを突破

国会図書館公開古書の『Kindleアーカイブ』が1100タイトルを突破したことがわかりました。

国会図書館は日本で最も多くの本がある図書館です。また、ここにしかない古い本もたくさんあります。

以前から古い本の電子の活動を行っていましたが、一般公開はされていませんでした。

今回のことで電子書籍として一般人も利用できることは非常にありがたいです。

ただ、私のようにKindleを持っていない人のことを考慮していただきたいと思います。
よりオープンで開いた対応になることを望みます。

【参加】クラウドデザインパターン勉強会 第5回


初めて参加しました。
クラウドデザインパターンという言葉は知っていたが内容については初めて知った。

クラウドを利用した開発者やクラウドの基盤そのものを構築するインフラエンジニア向けの内容でした。
また、比較的レベルの高い内容なので、基本情報技術者試験の内容が一通り理解して説明できるレベルになっていないとわからない部分もあります。

開発者もインフラエンジニアも今後はクラウドは避けられない時代です。
是非皆さんも参加して今後の業務等に生かしていただきたいと思います。


以下、メモ。

クラウドデザインバターン Azureを例としたクラウドアプリケーション設計の手引 紹介
野村 一行 さん(日本マイクロソフト)

・POSA、PoEAA等が一般的に存在する。
・クラウドデザインパターンの資料はMSDNに無料で公開してある。(英語)
・デザインパターンとは過去の知見を集めてシステム開発を省力化する手法
・クラウドは障害が前提となって設計されている。回復性を重視したアプリ設計が必要になる。
 過去のシステム開発は完全な状態が前提となっている。
・クラウドアプリ結成考慮点
 既定は非同期とする
 一時的な障害に対応できるアプリ。自動的にスロットリングをする。障害の規模によってどこまでサービスを停止するか検討する。


Caching ガイダンス
冨田 順さん

・なぜ、キャッシュを使うか?
 →小さい記憶装置はコストが高いから。
・レジスタを大きくすれば早くなる?→YES
 しかし、レジスタは部品数が多いため、小さく作ることができない。
 また、光の速さでも1クロック=0.5ナノ秒で15cmしか進めないため小さく作る必要がある。
・なぜ、キャッシュが機能するか。
 時間的局所性
 空間的局所性
・時間的局所性
 最近使ったものはまたすぐ使うと思われるためとっておく。
・空間的局所性
 今使ったものは次に使うものは近くにあるものの可能性が高い
・今までのキャッシュの使い方は同期方式のライトスルーかリードスルーだった。しかし、ライトビアインドは非同期。
・不揮発メモリ(電気が通ってなくても中身の消えないメモリ)がメモリに使われるようになる可能性が高くなった。
 理由:技術的に可能になってきた。大容量メモリの価格が大きく下がった。


Instrumentation and Telemetry、Service Metering ガイダンス
大和屋 貴仁さん

・Instrumentation
 計測
 カスタムの監視及びデバッグ情報を生成する禁断機能
・Telemetry
 遠隔測定
 計測によて収集されたリモート情報の収集プロセス
・収集する対象
 運用上のイベントログ
 実行時のイベントログ
 実行時のエラーログ(デバッグ時に必要)
 性能情報
・オンデマンドでログレベルを変更できるようにする
 障害時はレベルを上げて、通常時はレベルを下げられるようにする。
・ロギングフレームワークを使用するとよい。
 event tracing for windows
・非同期処理で取得することによってアプリケーションに影響を出さないようにする
・ログは蓄積させるだけでなく、分析しないと意味がない。
・例外情報はすべて収集する。
 内部例外情報も収集しないと原因特定ができなくなってしまう。
・外部サービスへの呼び出しをログに記録する。
 障害時に自システムが問題か他システムが問題か確認できるようにするため
・保存するデータを分類する。
 分析しやすくするため。全部混ぜてしまうと分析時に手順が煩雑になる。
・データ収集・格納メカニズムをスケーラブルにする。
・古くなったデータは削除すること。
 意味のないデータは削除しないと無駄なリソース(ストレージ、CPU、人)を消費してしまうことになる。

パナソニック 今までの100倍早い『光触媒水浄化システム』

パナソニックが今までの『光触媒水浄化システム』よりも100倍早く水中汚染物質を無毒化することに成功しました。

2014年12月11日から、東京ビッグサイトで開催されていた「エコプロダクツ 2014」のパナソニックブースにて展示されました。

従来の光触媒粒子では困難であった、処理水中からの使用済み光触媒の回収と、再利用が容易になる点も大きな特徴です。
この技術がもたらす効果は、水質汚染の浄化による環境問題の解決だけでなく、水不足時に飲み水の確保のためにも有効です。

また、災害時にも非常に役に立ちます。災害時は水が一番足りなくなりますから。
自衛隊のジープには災害時や担当で水が足りなくなったときように浄水器が付いています。もしかしたら、今回作られた『光触媒水浄化システム』に変わるかもしれませんね。

パナソニック プレスリリース
http://news.panasonic.com/press/news/official.data/data.dir/2013/08/jn130805-6/jn130805-6.html


2014年12月16日火曜日

Microsoft 『Skype Translator』のプレビュー版公開

Microsoftが『Skype Translator』のプレビュー版を公開しました。現状は英語とスペイン語に対応しています。

『Skype Translator』とは、Skypeで話している言葉をリアルタイムで翻訳してくるサービスになります。
これは2014年5月に行われたde;codeで英語→日本語のデモが行われました。

もし、『Skype Translator』が公開されれば、言語の壁を越えて会話ができるようになります。
これはグローバルビジネスの壁を大きく改善することができます。
どうしても言語の壁でグローバル展開できない企業は今まで多かったので、ものすごいことだと思います。

経済効果もそうですが、個人利用でも言語の壁を越えて海外の人と話すことができるようになります。

もし、プレビュー版を利用したい方は以下からダウンロードできます。
http://www.skype.com/en/translator-preview/


Indiegogo 有益な活動には手数料無料に

Indiegogoが緊急支援、スポーツ、ボランティアなどの活動でIndiegogoを利用する場合、手数料を無料にすることを発表した。

Indiegogo
https://www.indiegogo.com/

Indiegogoはクラウドファンディングサイトです。クラウドファンディングで有名なサイトはIndiegogoとKickstarterが2強です。

クラウドファンディングは何か活動や制作したいがお金がない人のためにその活動や制作を支持する人からお金を募金してもらう手法です。そのためのサイトを提供しているのがIndiegogoとKickstarterです。

Indiegogoの場合、集まった資金の9%が手数料として差し引かれていました。しかし、これからはこの約1割も資金として利用できるため企画者は活動しやすくなります。

今回のことでIndiegogoがもたらした社会貢献は非常に大きいと思います。
ものによって集めるお金は数万ドル~数百万ドルです。(数千ドルくらいならば銀行などから借りることができる)
それの1割の大きさが非常に大きいことが分かります。

今回、Indiegogoが行ったことでライバルのKickstartsも同様の対応を行う可能性が高いです。
このような社会貢献活動のパイがすべてIndiegogoに行ってしまうと稼働率が下がってしまうのは大きな損失になることをわかっているからです。

日本のクラウドファンディングサイト
※日本のクラウドファンディングサイトでIndiegogoと同様の活動を行っているサイトはありませんでした。

READYFOR?
https://readyfor.jp/

CAMPFIRE
http://camp-fire.jp/

COUNTDOWN
http://www.countdown-x.com/

WESYM
http://wesym.com/

Motion Gallery
http://motion-gallery.net/

Haps!
http://hapsmake.com/

REEN FUNDING
https://greenfunding.jp/

『科学者の心得』暫定版公表

日本学術振興会が『科学者の心得』の暫定版を11月28日に公表しました。

http://www.jsps.go.jp/pablications/data/rinri_j.pdf


今回、『科学者の心得』を公表した理由ははじめにの項を読むとわかります。概要をまとめると以下のようになると思います。

『科学の持つ根源的な価値観である「真理の探求」をおろそかにされている事例があり、社会からの科学に対する信頼が落ちることを危惧しています。責任ある科学者として科学研究のあるべき姿や誠実な科学者として身につけておくべき心得を公表する』

これは日本だけの話ではなく、海外を含めても正しい論文が公開されたり、偽装された論文が出現したりしたことが影響しているのだと思います。
最近だとSTAP細胞のニュースが大きく取り上げられたことも影響していると思います。

この傾向は科学の分野だけにとどまらず、様々な学会であることだと思っています。本資料は科学者だけでなく学者は皆読むべきだと思います。

また、メディアはこのような科学の業界の取り組みをもっと広めてほしいです。そして少しでも科学に興味を持つ人間を増やしてほしいと思っています。

目次は以下のようになっています。

第1章 責任ある研究活動とは
第2章 研究計画を立てる
第3章 研究を進める
第4章 研究成果を発表する
第5章 共同研究をどう進めるか
第6章 研究費を適切に使用する
第7章 科学研究の質の向上に寄与するために
第8章 社会の発展のために

1章ではそもそもなぜ研究活動を行うのかについて書いてあります。
2章3章では研究活動を1つのプロジェクトと考えて、どのようにすればうまくいくのか、またその時どのようなことを管理しないといけないのかが記載されています。
4章では成果をどう発表するか、また発表時にやってはいけないことがまとまっています。
5章では近年の動向として1つの組織では研究ができないことが増えていることに対してどのように対応すべきかについて記載れています。
6章は費用に対しての責任、使い方、管理の仕方について記載さています。PMBOKのコスト管理に近いことが書いてあります。
7章は後進の研究者の育成と不正防止について記載されています。
8章は今後の社会貢献について書いてあります。

画像の次世代フォーマット『BPG』

Fabrice Bellard氏が次世代の画像フォーマットとしてBPG(Better Portable Graphics)を提案しています。
現在最も支流なJPEGからの置き換えという位置づけです。

JPEGと同品質で容量を半分にすることができます。
現在はまだ提案段階であるため以下のサイトからバイナリをダウンロードしないと利用できません。

BPG Image format
http://bellard.org/bpg/



近年、広告などで画像の多いかったり、大きい画像を利用しているサイトが多いため実用化されるとインターネットワーク上のトラフィックが下がることはありがたいです。特にスマホの時などありがたいです。
ローカル上でもWORDやEXCEL、powerpointで画像を利用するときにサイズが小さくなることは非常にありがたいです。

facebookの検索エンジンをbingから変更

facebookの検索エンジンは今までMicrosoftが提供するbingを使用していたが、『Graph Search』に変更することを発表されました。

Microsoftがfacebookの株式を保有しているため、bingを使用していると思っていましたが、そういうわけではないようです。
Microsoft側もコメントを見る限り特に気にしていない様子でした。

bingは検索サービスとしては、googleについて2位となっており、検索の制度もgoogleに引けを取らないといわれています。また、bingは環境問題や社会貢献を行っています。詳細は、bingのブログを読むと良くわかります。

bing blogs
http://blogs.bing.com//

そんな、bingから 『Graph Search』に変更するのはどういうことなのか気になります。
facebookのDBはMySQLであるため、そこと関係しているのかと思ったのですが関係内容です。
調べるとfacebookに最適化された検索エンジンにするようなことがfacebook上に記載されていました。
『Graph Search』は2013年にfacebookから発表されたものなのでその時から切り替えることを想定していたのかもしれません。

Microsoftからして今回の切り替えはそれほど影響はないと思います。検索サービスの最適化に本件は関係なさそうですし、SNSとしてはMicrosftにはYammerがあるのでfacebookに頼ることはないと思われます。

気になるのは、切り替え後に検索結果がどのように変わるのか?また、それによってもたらされるユーザーメリットです。

第47回衆議院議員総選挙 振り返り

今回の選挙は圧倒的な与党の勝利で終わりました。
ちょっと、過去を含めて振り返りをしたいと思います。

まずは投票率です。

これは第1回からの投票率の推移です。
今回の投票率は過去最低の52.66でした。
もっと、みんなが政治に興味を持って投票率を上げたいと思います。

しかし、今回投票率が低いのには少しわけがあります。たまたま今年は12月14日が全国的に寒波が襲い大雪でした。そのため、投票に行くことができない人が多数いたと思われます。
また、 近年多い土日出勤も影響しているといわれています。そのため、投票に行かなかった人が多いと聞きます。
今回の投票率の低さはしっかりと分析し、次回はもっと投票率が上がるように考えていただきたいです。


議席数ですが以下のように変わりました。


与党に変化なし。議席数が減った分野党が減りました。
特徴的なのは民主党と共産党が増えたことです。
正直、国会であれだけひどい質疑をやっている民主が増えたのには以外です。
共産党が増えたのはほとんど固定票だと思われます。なぜ、固定票だと有利かというと投票率が関係しています。投票率が低い場合固定票を多く持っている政党が有利になります。投票していない人はほぼ自由票であるためどこの政党に入れるかわからない表です。この自由票がばらばらの党に入るため、投票率が高いと比較的、固定票の優位性が下がります。(それでも有利なのは変わらないが)


次に今回の投票のポイントとなっていた『1票の格差』についても振り返りましょう。
第46回:2.43
第47回:2.13
※過去の値が見つからなかったので前回と今回だけで勘弁してください。

『1票の格差』とは、投票数が一番多い選挙区を一番少ない選挙区で割った値になっています。
この値の意味は政治家を選ぶにあたって少ない票で当選する議員もいれば、多くの票を集めないと当選しない議員もいます。これが問題で理想としては同じ票で当選できるように調整することが望まれます。
しかし現実的に理想的な状態することは人の動きや投票率も関係するため不可能です。一般的にはこの値が2.0以下なら妥当だとされています。

今回は前回よりも改善されたとはいえ、2.0以下になっていないため、まだまだ改善が必要だと思われます。

また、今回の『1票の格差』が2.0以下になっていないため、正当な選挙ではないとして、弁護士らが選挙無効を求めています。
http://www.bengo4.com/topics/2430/



2014年12月14日日曜日

未来館 幹細胞治療におけるチェック項目

未来館で幹細胞治療の最新動向を聞いてきました。

幹細胞を利用した治療は骨髄移植など十分に成熟したもの以外は基本的に日本では認可が下りていません。

しかし、日本では保険はききませんが医者の責任によって受けることができます。アメリカなどでは完全に禁止されているところが多いため、日本に来てわざわざ治療を受けにくる人もいるとのこと。

しかし、まだ成熟していない治療法なため、十分に治療法を検討されずに実施し障害が残ったりすることがあるらしいです。
そのため、政府では幹細胞関連の治療を行う場合の審査機関を作りました。医者は治療を行う場合は、計画書を提出し、専門機関での承認を受けて治療を行うことができます。
今までよりもスピード感はなくなりますが、精度は非常に向上することが望めます。

また、世界的な医療機関によって幹細胞治療を受ける場合のチェック項目が無償で公開されています。

SSCR 幹細胞の臨床応用に関するガイドライン
http://www.isscr.org/docs/default-source/clin-trans-guidelines/isscr_glclinicaltrans_japanese_fnl.pdf

是非皆さんも活用してください。




因みにプラナリアという無限に細胞分裂できる生物がいるそうです。どこを切られても元に戻れるとか。
1つの幹細胞ですべての臓器を作ることができるそうです。

未来館 選挙

初めて知ったのですが、投票用紙には最新技術がたくさん利用されているらしいです。

投票用紙は『ユポ』というプラスチックです。ポイントは以下の通りです。
  • 消しゴムで強くこすっても破れない。なかなか破れず、破くにはコツがいる。
  • 水にぬらしても破れないし濡れた状態でも普通に書ける。
  • 折ったり曲げても最初の状態にゆっくり戻る。(形状記憶)
  • 燃やしても無害。

このように投票用紙は最新技術によってとても良い紙?を使っています。

さらにこの投票用紙を仕分ける機械もすごいです。
仕分け機を作っている会社は3社しかないのですが、1分間に660枚も仕分けることができます。さらにどんなに汚い字で書いてもちゃんと仕分けることができるそうです。

選挙というとインターネット投票が早くできないかなーと思う人もいると思います。
実はすでに日本でも実現されており、16件の事例があるそうです。
まだ、始まったばかりということで地方の議会の選挙や市長選挙くらいでしか利用されていない状況ですが、ノウハウを溜めて将来的には広めていきたいとのことです。

広まらない理由としては、障害などによって投票がうまくいかず公平性がなくなる、制度・ルールが十分に検討されていない等があるとのことです。
これを手動する人材が必要だと感じました。

2014年12月12日金曜日

【参加】オープンソースカンファレンス.Enterprise

オープンソースカンファレンスには参加したことありますが、Enterpriseは初めてです。
展示は普通のオープンソースカンファレンスと差はありませんでしたが、セミナーがEnterprise向けになっていました。

OSSは企業においてコストダウン、品質向上のために避けてもよいですが、導入した方がよりよくなります。
一方でOSSを利用するにはそれなりのスキルが必要です。
今回のような場所に参加することで情報収集だけでなくスキルアップにも十分使えます。
講師の方々は皆さんハイレベルの人たちばかりなので是非、名刺交換を行い色々聞いてみましょう。


以下、メモ。

オープンソースカンファレンス.Enterprise

Zabbixの障害アラートをOTRSで自動運用管理
担当:株式会社アイオーアーキテクト
講師:櫻井 耕造(代表取締役)
・OTRSとはITIL準拠の運用管理OSS。コールセンターなどでも利用されている。
・AGPLv3
・OSS版とEnterprise版の区分はない。
・アドオンは有償のものが配布されている。
 一般的には、最初OSSのみで導入が進むにつれて少しずつアドオンを追加していく。
・OTRS AG(ドイツ) 2001年から開発開始
・運用画面はGUIで作成できる。
・zabbixやhimonesと連携できる。
・CMDBBuild CIも運用OSSとして優秀。


Zabbix 2.4の新機能とZabbix Enterpriseサービスのご紹介
担当:Zabbix Japan
講師:寺島 広大(Zabbix Japan 代表)

・ラトビアで2005年4月に作られた
・日本支社Zbbix Japanがある。日本法人へのサポートはすべてここで行っている。
・パートナーが30法人ある。
・2.2からなくなったもの
ノード管理の機能がなくなった。アップデートすると機能が停止する。(設定のみ残る)
・カスタムヘッダーでのWEB監視
・SSL証明書を利用した以下の監視に対応
SSL証明書の有効性チェック
SSLクライアントと証明書を利用した監視
・SNMP Bulkリクエストに対応していない機器の監視
一部のネットワーク監視
WindowsのSNMPエージェントの監視
・ユーザーからの要望によってパラメータなどを一部修正
・2.0、2.2→2.4はZabbixがバージョンアップをサポートしているため簡単にできる。データベースの再構築も問題ない。
アップグレード後、再起動のみ。
・1.8より前のバージョンのものは今までと同様のアップデート方法になる。
・半年ごとのリリース
半年ごとのポインリリース(7か月のサポート) ※今まで1年半ごとのリリースであったため、ユーザー要望の反映が遅かった。しかし、今回のリリースサイクルになることで
3バージョンごとのLTSリリース(5年サポート)
・2.4のりイースが3か月遅れたため、2.6はリリースしない。
次は2015年5月にバージョン3.0をリリース予定。
・Zabbix 1.8は2014年11月にサポートが終了しているため、早めのバージョンアップをしてほしい。セキュリティアップデートもしない。


業務で使えるオープンソースアプリケーション一挙紹介(文書管理、問合せ管理、人事給与勤怠、e-ラーニング、CRM)
担当:OSSコンソーシアム
講師:寺田 雄一(オープンソース活用研究所)、杉本 琢磨(株式会社イージフ)ほか

・liferay
企業向けポータルに特化している。
WEBサイト=ページ単位で開発
ポートレット(機能)単位で開発
境界は曖昧。
・ポータルのスタンダードであるポートレットを準拠している
・企業で必要な機能はほとんど持っている。
・大規模利用も踏まえて、スケーラビリティに優れている。
・Alfresco
オープンソースの世界初のECM製品
コンテンツ管理システムのスタンダードであるCMIS準拠
・NemakiWare
CMIS準拠
NoSQL
文書管理に特化している。文書管理機能だけほしい場合に有効。
・CmisSync
ECMの問題点
・ファイル登録が煩雑だと利用されない。
→自分のフォルダをECMに動機するシステム。
・OTRS

・iDempiere
もともと海外でつくられていたため、多言語対応できているERP製品。
SAPの置き換えは厳しい。
オービック等の簡易ERPの入れ替えが主な選択肢となっている。
多通貨対応
多会計基準対応 同時に複数の会計基準を採用することができる。

Change.org ビル・ゲイツからも出資

オンライン署名プラットフォーム「Change.org」ですが、広告もなく非常に利用しやすいサイトです。
196カ国で利用できるようになっています。

ちなみに私も利用しています。

どうやって運営費などを得ているのか気になっていましたが、 基本的にさまざまな人、団体から資金提供を受けて運営しているようです。
今回はビル・ゲイツから30億円の出資を受けたことが発表されました。


オンライン署名については様々な議論があります。国によって有効であったり、ただの意見書扱いされてしまうことさえあります。
ちなみに日本ではオンライン署名は無効です。紙の署名のみが有効であり、地方自治体への意見のみに限られています。

現在はすでにインターネット社会なのでオンライン署名も有効にしていただきたいものです。
もし、本人が行ったかどうかが判別できないのであれば、今度実用化されるマイナンバー制度を利用するのも手かもしれませんね。
その場合は、日本専用のサイトが必要になってしまいますが・・・

しかし、日本にもオンライン署名サイトがあっても良いと思うのです。
前にもどこかの記事で書きましたが、日本人はボランティアやNPOに対して活動が弱いと思います。
日本にもこのような活動の行える人が必要だと感じています。

apple 最先端研究所を日本に

appleの最先端技術を研究・開発する施設を日本の横浜にすることが報道されています。
次期は来春を予定しているそうです。

最初は安倍首相が該当演説で話し、各ニュースサイトが取り上げた形になっています。

まだappleから正式な発表はまだですし、理由も明らかになっていません。
今回、安倍首相が話したということはアップル側も承知していることだと思っていますが、大丈夫なのか心配です。
過去にアップルより先に報道等を行ってしまい、取引が中止になったことが多数あります。
たとえそれが、自分よりも大きな企業や行政であってもです。

皆さんもアップルとの取引時は注意しましょう。(ないか)

動画用広告の再生のうち23%がボットによる再生であることが判明

youtubeやニコニコ動画など日本で有名な動画サイトでは、動画の最初に広告を出すディスプレイ広告と動画の下や上に広告を出すオーバーレイ広告が採用されています。
この広告ビジネスはインターネット広告よりも必ず目に入り、インパクトを与えることがメリットになっています。そのため、規模はどんどん大きくなっています。

そんな動画用広告の表示のうち23%がボットによる表示であることが判明しました。
調査を行ったの 「Association of National Advertisers」と「White Ops」です。

これには広告を出す側と広告費を受け取る側の両方に問題が発生します。

広告を出す側からすれば無駄な広告費を払っていることになります。

広告を行ったことで広告費を受け取る側からすればボットでも表示数が増え収益が増えることになりますが、機械的な表示であるため自分でやっているのか他人のボットなのか不明なため、下手をすれば規約違反になる可能性があります。

youtubeやニコニコ動画等の動画配信サイト側にはボットとそうでないアクセスを見分ける技術を導入し、正当なアクセスのみに費用を払うような仕組みづくりをしていただきたいです。

そのためにはボットのアクセスを分析するため、動画サイト同士が協力しあう必要があると思われます。

2014年12月11日木曜日

データサイエンティスト協会 ミッション、スキルセット、定義、スキルレベルを発表

データサイエンティスト協会は同協会の1stシンポジウムにてデータサイエンティストのミッション、スキルセット、定義、スキルレベルを発表しました。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000007312.html

■ミッション
人間を数字入力や情報処理の作業から開放するプロフェッショナル人材であり、「データの持つ力を解き放つ」ことが新しい時代におけるデータプロフェッショナル。

■スキルセット
1.ビジネス 力(business problem solving):課題背景を理解した上で、ビジネス課題を整理し、解決する力
2.データサイエンス 力(data science):情報処理、人工知能、統計学などの情報科学系の知恵を理解し、使う力
3.データエンジニアリング 力(data engineering):データサイエンスを意味のある形に使えるようにし、実装、運用できるようにする力




■定義
データサイエンティストとは、データサイエンス力、データエンジニアリング力を ベースにデータから価値を創出し、ビジネス課題に答えを出すプロフェッショナル

■スキルレベル
1.業界を代表するレベル :Senior Data Scientist
2.棟梁レベル :(full) Data Scientist
3.独り立ちレベル :Associate Data Scientist
4.見習いレベル :Assistant Data Scientist


今後の課題についても記載がありました。たしかに現状のままでは利用は難しいです。
・データサイエンスの道に入る人がどこから始めたらいいのか?
・どのように成長していったらいいのか?
・どうやって本物のデータサイエンティストになるのか?
・どうやって人材を配置するのか?

1個目~3個目は教育系をやっている企業に考えていただきたいです。
4個については組織としての考え方とベンダーとしての考え方、地域・国をレベルで考えることなどを考える必要がありそうです。

20141210 ICTサービス安心・安全研究会報告書

2014年12月10日に総務省からICTサービス安心・安全研究会報告書が公開されました。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000152.html

原文は別紙1を参照してください。

テーマは2つです。
①消費者保護ルールの見直し・充実
②通信サービスの料金その他の提供条件の在り方等

それぞれ簡単に概要を記載します。
・電気通信サービスの契約にあたっては、顧客の目的に応じて説明内容を変更し、顧客の負荷軽減を検討することが適切。・利用者が契約内容を適切に理解し、契約後のトラブル時は契約内容を確認できるようにわかりやすい書面を制度化することが適切。また、契約内容は紙媒体だけでなく電子媒体としても提供できるようにする。
・電気通信事業法及び景表法に基づく迅速かつ的確な法執行を通じ広告表示の適正化を図る。
・通常影響を及ぼす重要事項について、明確化 し、不実告知、不利益事実の不告知を禁止する。その上で当該禁止行為違反により、利用者が誤認した場合の取消について検討することが適当。

2014年12月10日水曜日

ウォータープロジェクト 始動

環境省が中心となってウォータープロジェクトが始動しました。
http://www.env.go.jp/press/19019.html

ウォータープロジェクトとは「水循環基本法」に基づき、健全な水循環の維持又は回復の推進等を目的とした官民連携啓発プロジェクトです。

<対象主体>
 民間企業、NPO等民間団体を中心に国・地方公共団体も連携して活動。
<対象活動>
 健全な水循環の維持又は回復等を目的とした取組や啓発活動。
<活動例>  
①健全な水循環の保全を目的とした山林の植林・保全活動
②健全な水循環を目的とした河川や海洋環境の保全活動等の取組や事業等
③事業活動等における水資源の有効活用、節水排水等に向けた取組、商品・技術、サービス等の提供等
④水資源の保全や有効活用のために取組む活動
⑤健全な水循環の保全を目的とした国際的な取組に関する活動
⑥その他、健全な水循環の保全等に関する取組

シンボルマーク





ポータルサイト
https://www.eeel.go.jp/water-project/

ポータルサイトから参加申し込みを行うことができます。


水があってこその日本です。その水を大事にするプロジェクトですので是非水に関係する団体・関係者の方は参加してほしいと思っています。

2014年12月5日金曜日

『Google Cloud Platform』がPCI DSSを取得

googleが提供するサービス『Google Cloud Platform』がPCI DSSを取得しました。

PCI DSS とはクレジットカード等のデビットカード用の強固なセキュリティフレームワークです。
これによって、クレジットカード情報を自社で保持してよいことになる。

そのため、今までクレジット決済のために別サイトに飛ばされて認証をしなくてはいけないという手間が省けより簡単に決済ができることになる。

この取得によって、ライバルのAmazonやMicrosoftにかなりの牽制ができたことは間違いない。

また、オンライン決済サービスプロバイダーのWePayから、公式パブリッククラウドプロバイダに指定された。
WePay はデジタルマーケットやクラウドファンディングサイト、小規模企業向けに決済APIを提供している企業です。


これはユーザにとってはありがたいことですし、セキュリティが確保されより安心して利用できます。

各社パブリックプロバイダはセキュリティにかなり重点を置いてさまざまな対策を実践しています。
それでも取得できていないということは本当に難しいことなんですね。

【日本のメディアが放送しないNEWS】3人に1人の女性は暴力を経験している

国連広報センターの調べで、3人に1人の女性が身体的または性的暴力を受けていたことがわかりました。
また、そのほとんどが親しいパートナーによるものとのことです。
 
https://www.facebook.com/UN.Japan/posts/752525518158625


この調査は、世界的なものでもしかしたら日本の割合は少ない可能性はありますが、そこは調べないとわかりません。

また、 親しいパートナーということは旦那もしくは彼氏、幼馴染などが想定されます。
私は女性に暴力を振るってはいけないと教わって生きてきたので女性に暴力をしたことないです。特に自分の彼女にそんなことをするなんてまったく想像もできません。
このようなことをするのは男としてモラルが本当に足りないのだと思います。

国連では、11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」から12月10日の「人権デー」のまでを「女性に対する暴力撤廃の16日運動」として、この問題に対する認識を高める活動を行っています。

みなさんもこの活動に賛同し、女性に対する暴力撤廃を目指しましょう。


一方で、女性から男性への言葉の暴力はどうなっているか気になります。
女性は身体では男性に勝てないため、言葉で精神的に攻めてくることが容易に想像できます。
実際経験したこともありますし。

世界は女性に対してやさしいですが、男性にはやさしくないという逆差別があるような気がしています。

Microsoft、リアルタイム投票システム「Bing Pulse」を公開

Microsoftが『Bing Pulse』を一般公開しました。
http://pulse.bing.com/




とは言ってもまだ英語版しかありません。また有料サービスになっています。


もともとテレビ局がリアルタイムでアンケートを取ることに利用したり、ライブストリーミング時に利用していました。
実際、MicrosoftのイベントでもAzureと連携して利用していました。

今後、サービスが拡大し、日本語化、無料化が期待されます。
そのためには、日本のテレビ局を巻き込んで実施する必要がありそうです。もしくは、2020年の東京オリンピックでは活躍するかもしれません。

EU 「忘れられる権利」のガイドラインを策定

EUでgoogleに対して「忘れられる権利」の適用をすることを要請していました。
そこでEUはガイドラインを策定し、開示しました。

このガイドラインは必須ではなく、あくまで推奨になっています。

今までは、メンテ作業が非常に大変なので断っていましたが、プライバシーの侵害になるということで適応することを裁判所で決定しました。

本裁判で決定したのは、フランスドメインなどEUに所属する国だけのものに限って削除でしたが、ガイドラインでは.comも対象になります。なぜなら、EUドメインと.comの差分を見ることで誰が何を消したのか予想できてしまうためです。


今のところ、対象はgoogleだけですが、この範囲いずれ他の検索サイトも対象になるでしょう。
他にも今後はSNSも対象になることが想定されます。

プライバシーって難しいですね。
日本人以上に海外の人はプライバシーに対して敏感な気がします。

ちなみに私はまったくプライバシーを意識しません。
だって、すべてをのぞかれても恥ずかしくない生き方をしているつもりだからです。

消費者信頼感指数 過去最高値

私は知らなかったのですが、経済の指標に『消費者信頼感指数』というものがあります。
この値が、2014年11月がリーマンショック以降、89.4で最高値を記録しました。

http://fx.minkabu.jp/indicators/01030



リンク先のページにも書いてありますが、『消費者信頼感指数』とは以下のような定義です。

『ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施する消費者のマインド調査を指数化したもの。1964年の指数を100として算出し、速報は300人、確報は500人を対象に調査を行っており、指数のブレが大きい。毎月10日前後の金曜日発表。 』


この数値だけを見ていると増税の影響は受けていないようですね。感覚値なのでこういうものなのかな・・・この指標の見方を勉強したいと思います。

【日本のメディアが放送しないNEWS】電力が高い理由

皆さん、最近電力が高いことはご存じだと思います。
その理由についてはご存じですか?

その理由は、原子力発電が減って、火力発電が増えたからです。

もともと原子力が3割、火力が6割、水力が残りの1割。再生エネルギーはほぼないような状態です。
東日本大震災以降、アンチ原子力発電の人が増え、仕方なく原子力発電をなくすことになりました。
その結果、火力が9割、1割水力と以上状態です。

詳細はこちら


前は、火力発電はそこまで高くなかったですが、それでも発電効率は原子力わかるのでもともと高いです。
さらにそこに円安、原油の高騰で拍車がかかりさらに電力が値上がりしています。

なら、「水力や再生エネルギー増やせよ」という人がいるかもしれませんが、発電効率や施設の問題でもともとの原子力発電を補うには相当な投資が必要で現実的ではありません。

一番簡単なのは原子力発電を復活させることです。
原子力発電反対の人の理由をはっきり聞いたことないですが、原子力発電の方法が危険でハイリスクだからだと思っています。

原子力発電が危険と言っている人ですが、この人たちは発電原理や運用方法、災害対策に何をやっているのか理解しているのでしょうかね。とても気になります。

正直、真面目に勉強している側からすれば、代替の発電所は通常通りに使えば大概の災害にも耐えれます。東日本大震災は本当に特別だったと思います。
実際、阪神大震災の時にはすでに原子力発電はあったのに何の問題もありませんでした。

日本人はもっと知るべきだし考えるべきです。そして、評価したうえで大丈夫かだめかを判断した方が良いです。

私としては、原子力発電で心配なのは人の運用が適当にならないことです。
過去に運用担当者がいい加減で危険だったことがあります。
この時は発電には問題はありませんでしたが、人の被ばくしすぎた状態になっていました。ある意味自業自得状態です。

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こちらは予断ですが、原子力発電ができないことでの問題を知っていますか?
これも日本のメディアは放送しないですね。

原子力発電の材料のウランやプルトニウムですが、これは核爆弾を解体して出てきたものが多いです。
つまり、原子力発電がなくなると核爆弾の解体が進まないのです。
人類を300回程度滅ぼすことができるという核爆弾の解体が進まないのは非常に問題です。

この問題に対して人類はどういう答えを出すのでしょうか?


2014年12月3日水曜日

Natureの論文が無料で参照可能に

出版社のマクミランが無料でフルテキストの学術論文を閲覧できるように取り組みを始めました。

この活動に国際的な科学雑誌のNatureが賛同し、過去を含めすべての論文を読むことができるようにしました。

Natureは世界で最も科学論文が多い雑誌になりますので、世界の科学者や研究者、工学者にとって有益なものになります。

参照するには、論文閲覧ツールとして有名な『ReadCube』 を利用します。(私もお世話になりました)
『ReadCube』で参照、管理、検索ができます。また、PDF出力もできるので便利です。

ダウンロードはこちらから
https://www.readcube.com/


論文を読むことは世界を知ることでもあります。また、その考え方は絶対に別のところで生かせるはずです。みなさんも1つでも多くの論文を読んで、世界を知ってよりよい活動を行いましょう。

今後もNature同様に論文が増えることを期待したいです。

【日本のメディアが取り上げないニュース】海のごみについて

海のごみが問題になっています。

プラスチックのような自然で分解されないごみは一度海に出るとどこにいくのでしょう?
近くの浜につくものもありますが、実はその多くは南極までわたっているそうです。

南極では今でも氷は作られています。温暖化で減っているだけではありません。
今でも作られている氷の中には世界各国から流れてきたごみが海水と一緒凍っていることがわかりました。

これはとても悲しいことです。自然を大事にし、世界をきれいまま利用していかないと地球がどんどんだめになってしまいます。
今のところ、本問題で南極の生態系に影響はないみたいですが、今後どうなるかわかりません。
皆さんも海に行くときは海にごみを捨てないようにしましょう。

オープンデータシンポジウム2014 参加してみて

オープンデータシンポジウム2014に参加しました。
Ustreamもやっていたので見ていた方もいらっしゃるかもしれません。




オープンデータは私も利用しています。
どのように使うとよりよく利用できるか考えたいので参加しました。

参加して思った以上に収穫が大きかったです。
事例だけでなく、基調講演のOpenCorporatesの話が非常に勉強になりました。
また、『オープンデータガイド』というものがあるのを知りませんでした。
勉強のために読んでみたいと思います。

以下、メモです。

■VLEDの設立について

・前進にオープンデータ流通推進コンソーシアムの事業と成果を引き継ぎ、一般社団法人を設立した。
G8でもオープンデータが今後の世界を変化させるものだと重要視している。
・主な目的
 ガバナンスの整備 
 オープンデータの流通の整備 
 オープンデータを利用した事業を作る 
・体制・委員会




■コンソーシアムの活動総括と新法人への期待 
オープンデータ流通推進コンソーシアムは20127月設立 
・主な活動
 技術標準とライセンスの整備 
 利活用・普及啓発活動 

・成果 
 オープンデータガイド・第2版の作成と公開 
 情報流通連携基盤システム・外部仕様書の作成・公開 
 15回のイベントを実施 
 アワードを実施。92件の応募があり、審査を実施 (mashuaap awards等にも参加) 
・オープンデータの目的 
 新しい官民の連携モデル 
 オープンデータによる経済活性化 
 行政・自治体の透明化 
・その他 
 2020年の東京オリンピックに向けてのビジョンがその後の日本ビジョンに大きな影響を与える。 
 2012年のロンドンオリンピックはオープンデータオリンピックだった。 
 試合結果のオープンデータ化 
 周辺の交通状況のオープンデータ化 

■オープンコーポレイツ:世界規模での企業情報の解放、それがなぜ大事なのか 
open conrporatesについて
・本企業は3年前に作った 
open conrporatesは非営利団体であるため、自由に利用できる。 
・ブラックボックスのデータは入っていない。 
・有料利用をしている企業もある。(オープンデータを活用して利益を出している。) 

・もともとイギリスで5年くらいオープンデータの活動していた。
 イギリスはオープンデータが進んでいるがまだまだやることがいっぱいある。 
・世界でも最も大きなオープンデータのDBを持っている。各国の団体からオープンデータの収集・配布している。 
ばらばらにあったデータを1か所にまとめて効率化することができた。


システムについて
・収集方法は公開してあるすべての団体を11つ収集していった。 法人というレベル登記情報を調べていった。 
・取り込みは自動化している。マニュアルはない。 
・すべての国、州で検索できるようにしている。 

オープンデータとクローズデータについて
・オープンデータでないとデータ利用に許可を求め、対価の支払いが必要になる。 
 摩擦が起こり問題になることもある。 
 アイディアがすぐに実現できない。 
G8ではデフォルトでオープンデータを提供していく
・まだまだクリティカルなデータがオープンではない。特に企業のデータ。 
 すべてのデータをオープン・フリーライセンスであるべきだと思っている。 
・オープンであることはまだつかわれていない秘密兵器に近い。 
 量だけではなく質も重要

 オープンであることによって質を意識するようになるため向上する。 
クローズデータでの問題 
 エントリーにコストがかかる
 フィードバックを受けられないためエラーが修正されない。 
 ブラックボックスになってしまう。 
 隔離されている。 


■カーリルの4年間とこれから 
カーリルについて
・カーリルは図書館の検索システムを提供 
googleで検索してから、利用できる図書館を11個検索するのが一般的だったが、面倒だと考えたため、カーリルというサービスを考えた。 
6600万図書館。55万人が利用。 
APIを提供開始。そして、各図書館が利用できるになった。自分たちで作れなかったモバイルアプリの普及を進んだ。 

立ち上げについて
同じ粒度のデータに修正しないと利用してもらえなかった。 
・図書館の基本情報がまったくなかった。 
 住所などの情報を取得したり修正したりした。 
 しかも流動的で毎日変化している。 

有効利用について
・出版社が食いついた 
 図書館がどれくらい本を買っているのか不明だった。 
 絶版本の需要予測など 

書店も販売計画のために利用できそう。 
多摩地区での除籍の手伝いをしている。 
 場所が狭いため、買った本の分捨てるような状態だった。 
 地元のNPOと協力して再利用なども検討した。 
・図書館の人は他の図書館に興味ない人が多い。 
・オープンデータは自分たちで集めて自分たちで考える仕組み。 


■私たちが売っているのは活用ノウハウです 
NTTの民間気象情報会社 
・従来は気象情報を横流しするだけだったが、お客様の業務課題を解決するために1次加工をしてソリューションとして提供する。 
・しっかり守って、無駄を省いて、もっと儲けるが農業の基本。 
CM広告は3週間前に依頼しないといけない。 
 つまり1か月先の情報が必要 
・気象庁の情報は一般人には見にくい。 
 ハレックスの社員は読み解くことができるため、ユーザに合わせてデータを分析して提供した 


■パネルディスカッション『地方創生にオープンデータが果たす役割』 
佐賀の事例
・全救急車でiPadを導入することで1分縮まった。 
 コストが1/3になった。 
 現在、8県に広がって成果を上げている。 
・全教室に電子黒板を導入。高校1年生以上にタブレットを配布。 
・佐賀県庁でテレワークを始めた。 
佐賀県最高情報統括監室 facebook 
・勘と経験で業務しがちな行政の仕事をデータ化し分析した。 
・「恋するフォーチュンクッキー」を4日でネットにアップ。ネットでスピーディーに情報公開の重要性を実感した。 
救急医療短縮化に向けたアイディアソンで佐賀県が大賞。 
 救急救命医のデータがすごくきれいなデータだったため、よい開発ができた。 
 救急隊員が自分たちでアプリを作った。 
・アイディアソンやハッカソンを実施して、データを取得、分析をしている。 
・オープンデータカタログを作りたいがリソースがない。 
 情報部門主導では抵抗があって難しい。一つ一つ事例を積み重ねてオープンデータを作っていくしかない。 

福井の事例
17市町があり、6市町でオープンデータを実施。 
 福井県のサイトで集めて公開している。 
 アプリを県主導で作った。オープンソース。 
・もともと公開していたデータをオープンデータとして利用してもらえるようにした。 
 若手を中心に勉強会形式で進めていった。 
 特にルールは設けずに検討を実施した。 
 データは簡単に作成できるcsvでオープンデータを公開した。 
・課題 
 オープンデータの活用が広がらない、アプリが生まれない 
 有効なビジネスモデルが生み出せない 
 出しても反応がない 

ディスカッション 
・地方が都市を通さずに海外に売っていかないと地方の創生は難しいと考える 
・オープンデータにすることで爆発的に情報が世の中に広まる。 
 佐賀や福井のオープンデータを活用できると思う。